2012年6月24日日曜日

忙中に閑を求めて。


これまで海外は

  • 韓国
    • ソウル
  • 中国
    • 上海
    • 成都
    • 北京
    • 青島
  • 香港
と東アジアにしか行ったことがないのだけど、その経験の中でも上海と香港が強烈で、どうしても今のうちに(5年とか10年とか経たないうちに)もう一度行っておきたくて、今年の夏休みは香港に行くことにした。

そう、夏休み。9連休を取ることが出来る業種なのでばっちり取った(ここで取りたいです!と時期を申請した)。

しかしながら、世の中には「業種によって忙しい時期」というものがある。
米農家なら春と秋は田植えと稲刈りで忙しいし、税理士の先生なら3月決算の中小企業の決算事務で5月が忙しい。そしてその忙しい時期の中でも特に集中してクソ忙しい時期というものがある。
同じように、我が職種にも忙しい時期があって、その中でもある1週間がクソ忙しくなる時期というのがある。しかしその1週間が1年でいちばん忙しいなんてことは露も知らなかったペーペーであるわたくしは、その1週間に休みをぶつけてしまった。

札幌東京間の往復航空券は既に決済した。東京香港間の往復航空券も今日決済した。もちろん格安航空券、キャンセル料は50%〜100%の率でかかる。

さらに、いま僕の頭の中は「宿はどうするか?」でいっぱいである。
「香港に4泊するうち、何泊を安宿にして何泊を高級ホテルにしようか。高級ホテルはどれくらい高級にしようか。せっかくだからマンダリンオリエンタルとかマルコ・ポーロとか行ってみっか?うわー服はどんな格好で行けばいいんだろう!ペニンシュラにジーンズはまずいかな!?うーん、3万円OVERの超高級ホテルじゃなくて、8,500円位の中級ホテルにしようかな…」ときたもんである。そしてそろそろ予約・決済しちゃおうとさえしている訳である。

果たして僕は夏休みを取れるのか!?キャンセル料は払わなくても済むのか!?

ところで、なぜその1週間がクソ忙しくなるのかというと、2か月ほどかけてやる仕事の締切りがその時期だからである。ならば、前倒しで仕事を終えれば、その1週間はさほど忙しくはならないはずである。もちろん、自分の仕事だけ終わらせればいいなんて情けないことは言わない。職場全体の仕事を早めに終わらせなくてはならない。先輩方の仕事にも進んで手を出してやっつけていく。するとどうだろう、量が質に転化して仕事は出来るようになるわ、先輩方からは頼られるわ、夏休みはエンジョイできるわで、バラ色じゃないか。

というわけで、明日からは死にものぐるいで働いて素敵な25歳の夏休みを送りたいと思うわけです。でも明日から研修なので、研修明けからバリバリやることにするわけです。終わり。


2012年6月17日日曜日

衰えたのか、状況が変わっただけなのか。

リアルグラフへの違和感 - naoyaのはてなダイアリー
なんか facebook のコメント blog とかに表示するやつに投稿されてるコメント、なんか素直に読めない感じのコメントが多い。・・・うまく言葉にできないので過激な言い方をすると気持ち悪いと感じるというか。ひどい言い方で、すみません。
実名とかで現実のアイデンティティを担保にとれば、コメントとか炎上もなくなってまともになるでしょうって話だったけれど、facebook でそれが現実になってみたが結果的にはぜんぜんまともじゃなかった。
アイデンティティが現実世界のそれだから、いろんな意味で発言の評価が本人に結びつけられた場合のフィードバックが強すぎるんじゃないだろうか。書く側は、なんだか立派なことを言ってみたり思ってもないことを言ってみたりと格好つけるし、読む側からの印象としてはそれ全部がひどいポジショントークに見えてしまって気分が萎える。
 大学1年生の頃が「人生でいちばん楽しかった時期」だなって思えるのは、こういう文章を読んだ時に「個/集団」とか「オンライン/オフライン」とか「匿名/実名」とかってキーワードからなんやかんや考え始めて、間違っているとしても1つの仮説までは考えてたなーと思うから。頭悪かったけど(いまでも悪いけど)、最後まで自分で考えて答えを出していた。そのプロセスってやっぱりむちゃくちゃ楽しかった。

社会人になってからか、することが増えて、しなきゃいけないことが増えて、「とりあえず」の答えばっかりになっている気がする。
もちろん、大学1年生の頃に出した「答え」だって「とりあえず」のものでしかなかったけれど、それでももう少し深く広く考えていたと思う。

そして多分それは、僕の場合、そのテーマが自分の興味のあること/好きなことであったからと、1つのことを考え始めたら何にも邪魔されない環境が出来ていたからだと思う。授業は行かず、部屋にこもって、あるいは新宿や渋谷のカフェに出かけて、ノートに向かったり、パソコンに向かったり、時にはニコニコ動画を何時間も見たりして、何者にも邪魔されずに好きなことだけを考えられたから。そして、ぶつけたい時にぶつけたい相手に向かって意見をぶつけて、返してもらっていたから。
いまは、何かに興味を惹かれてもそれよりも明日の仕事の段取り考えなきゃーあれもしなきゃこれもしなきゃーってなって、思いついた時点で思考停止。

大学1年生当時に考えていたことだって生産性ゼロだと思うけど(だって自分が好きなだけで誰かの役に立つようなことじゃないもの)、じゃあ今の状況は生産性が上がっているかっていうとやっぱりゼロなんだと思う。

この際生産性はどうでもいいや。好きなことじゃなくてもいいや。深く考えて、自分なりに答えを出す事の楽しさを手に入れられれば。
そしてあわよくば、自分の好きなことを考えられるようになりたい。レベルの問題はこの際置いておくよ。

そんなことをふと思った、久しぶりに暇な時間。