2012年2月18日土曜日

iPhone, iPad×Picasa in 2012.

1年半くらい前に書いたエントリ。

このエントリで「Pica Photos」というアプリを紹介しているんだけど、いまはもっぱらこっちの2つを使っています。


個人的にはPicasaにアクセスすることも減ったのだけど、そもそもPicasaってiPhoneから頻繁にアクセスするようなもんじゃなかろう、と思う。
日常的に観る可能性のある画像はとっくにiPhoneに同期させているわけで、PicasaをiPhoneから利用するシーンってのは、たとえば友達と話していて何年か前に行った旅行の話が出た時なんかに、「そういえばこんな写真があってさ」とかなんとか言いながら見せるときくらいのもんだろう。
そんな「たま」の機会にしか使わないのであるならばこそ、操作性が求められると思うわけです。

その点、上記の「Best Album」と「SuperAlbum」は大変使い勝手がよいです。

前者の「Best Album」はPicasa閲覧に特化したアプリ。アルバムごとにサムネイルで表示され、さらには画像のExif情報から撮影地を地図上で表示させることも可能。しかもサクサク動く。こちらはiPad対応のユニバーサルアプリ。

後者の「SuperAlbum」は、PicasaだけでなくFacebookほかInstagramやmixi、FlickrやTumblrにアップロードした画像にもアクセスできるほか、iPhone/iPad内の画像も閲覧出来るというまさにsuperなアルバムアプリ。こちらは「Best Album」と比べると読み込みに少し時間がかかる点、若干のストレスを感じ得ないけれど、それでもその多岐に渡る機能ゆえ、持っていてまったく損しないと思う。しかし残念なことにiPadには対応していない、iPhone/iPod touch用アプリ。

2012年2月13日月曜日

いま流行ってるものについてくのって大変。

ちょっと図が貧相なんだけど(あとで差し替える)、あくまでこういうことなんだろうなあ、というメモ。あと20分で仕事に行かなくちゃいけないのですごく乱暴なメモ。

「パソコン」ってのはもうコモディティ化しちゃっていて、なんらかの差別化が必要になっている。

iPhoneとかMacがウケているのは、乱暴に言えば、そんな時代に「デザイン」とか「UI」みたいなので差別化したところ、時代の気分にガッチリはまったからだろう。

で、じゃあなんでiPhoneやMacが「デザイン」で差別化できたの?っていうと、ジョブズが大昔にカリグラフィーとか勉強してて「やっぱデザインっしょ」と思い続けてきたからで。

でもそれは「20〜30年後にデザインの時代が来る!」なんて思っていたわけじゃなくて、たまたま時代とマッチした、って部分が多分にあるんだと思う。ジョブズが「点」の話で言ってたのはそういうことも含めてでしょ。

昨今、こと「パソコン」において、iPhoneの事例をひいて「デザイン」の重要性が騒がれるのは生存バイアスなんだろう、と思う訳です。

で、今から「デザイン」を学習しようったって、「パソコン」がまだ普及するずっと前から勉強してたジョブズにはかなわないでしょう。「トレンド」にアドホックに対応しようったって、移り変わりが激しすぎてついていけないんじゃないかと思う。女心と秋の空、下手に追うと財布が空になって終わり。もちろん追ってる間はそれなりに楽しいんだけど。

何が言いたいかっていうと、当たるか当たんないかわかんないけど、今から始めるなら周りがしていないことをやった方がいいんじゃないのかな、って思う訳です。
もちろん、周りの人は「まだ」していないだけなのか、する意味がないのかってのは、将来にならないとわからないわけで。なのでむちゃくちゃ怖い。結果的には、ジョブズは「まだ」していないことに手をつけたことになるけれど、する意味がないことってのをやってきた人たちは山ほどいる。

でも、やみくもになんでもいいから「周りがしていないこと」に手をつけたほうがいいなんて話じゃなくて、ジョブズみたいに自分が信じるものを追うのがよろしいんではないかと思ったんです。そうしたらしんどくてもやってけるでしょ(個人として生きていくうえでは)。

じゃなかったら、トレンドをアドホックに追って、細かい稼ぎを重ねていくしかないんじゃないでしょうか。

という議論が、すごく大雑把だけど昨今のトレンドなんだろうと考えた朝。

2012年2月12日日曜日

9連休が終わるにあたって。

僕がいる金融業界では、不正防止のために1年に1回9連休を取る(取らされる)ことが多い。
月〜金曜までまるまる休み+両端の土日で9連休。その人が1週間いるのといないのとで何か状況が変わったら、その人は何か不正をしている可能性がある――ということらしい。

というわけで先週の土曜日から今日まで休みで、明日からいよいよ職場に戻る訳だけれど、どうにも複雑な心境だ。

僕の会社では、新人は3年間の研修カリキュラムを受けることになっている。そのカリキュラムにのっとって、この4月からは今とは別の係に異動になるのだけれど、これが楽しみでしょうがない。これまでとはまったく別の仕事で、うちの業界では「花形」と言われる職場だ(昨今では、収益率等を考えるとPPM的には「負け犬」になるんだろうけれど、半ば公企業なので会社が続く限りは撤退しないと思われる)。

なにせ、その仕事をするためにこの会社に入ったようなものだ。
夢とか目標みたいなものに即して言えば、故郷に「地域経済を盛り上げる」形で恩返しがしたくて、都内のもっと大きな会社を蹴っていの会社に決めたんだ。
そしてもっと具体的な意味でも、次の係の仕事は楽しみだ。テクニカルな部分が、いまの仕事とはまるっきり(と言っていいくらい)異なってくる。やっと朝から晩までノンストップで働ける。もちろん肉体的にも精神的にも辛いことはあるだろうと思う。でもそういう苦労がしたかったんじゃないか。向かうところだ。20代の前半をのんびり過ごすのは辛い。

そして春からの異動に向けて、昨年末くらいから始めていた業後の自主勉強も深まってきている。17時まで所属の係の仕事をして、17時からは自主的に新しい係の仕事を勉強させてもらっている。上司も、新人が新しい係でバリバリ活躍出来るようにかなり苦労してくれている。このアフター5が最高に楽しい。もちろんわからないことだらけで大変だけれど、それでも楽しい。

じゃあ、いまの係の仕事がつまらないかと言うと、決してそんなことはない。いや、むしろ楽しい。決して華やかな仕事ではないし、言ってしまえば誰にでもできるような仕事だ(もちろん、どんな仕事もそうであるように、「誰にでもできる」なんて事は無いのだけれど)。
というか、最初はつまらなかった。「こんなことをするためにこの会社に入ったんじゃない」なんて浅はかなことを思ったこともあった。でも、今は違う。目標を設定して、その達成に向けてゴリゴリ動く楽しみが出来てきた。

問題は、ビフォア5とアフター5でその「目標」と「動き」のタイプが違うことだ。「動き」、つまりよりミクロで具体的な仕事の内容については、「会社的に」どちらが優れているかということは無い(「個人的に」は後者の方が好ましいのだけれど)。どちらの目標が「会社的に」大事かと言うと、もちろん後者になってしまう。

でもまあ、なんやかんやと悩んでいるけれど、結論は出ている。要はバランスだ。
ビフォア5を死ぬ気でやらなきゃならないことは決まりきっている。ビフォア5で得られる評価だけが僕に対する実際的な評価で、来期のボーナスやサラリーマン人生を送る上での総合的な評価に大きく影響する。じゃあアフター5の評価がそういったものにあまり影響がないのかと言うとそういう訳でもないのだけれど、それでも優先順位は下がる。しかしいまのアフター5の振る舞いが来期以降の仕事に大きく影響を及ぼす。
要は、バランス。そこの舵取りをきっちりやることが、明日からの僕の仕事だと思う。

というわけでペプシ飲んで寝る。