2011年11月27日日曜日

PostEver+Evernoteでサクサク読書。


最近は本の情報をAmazonからEvernoteへクリップ → 気になったページはEvernoteアプリで写メ撮りながらサクサク読む → 考えたことや引っかかった言葉は写真を見ながら文字に起こす。こうして読書記録をつけてます。Mon Mar 14 13:09:33 via YoruFukurou

今年春のtweetですが、僕もこのtweetを読んで真似しています。

最初はiPhoneのEvernote純正アプリでやってたんだけれど、最近は「PostEver」というアプリがとても便利だなあと思っています。

純正アプリでは1枚の画像ごとに1つのノートになるため、ノートブック内が散らかったりしますし、起動にも時間がかかったりするんですが、このappは「同じタイトルのノート」に追記してくれる、というすさまじい便利さに加え、起動時間もFastEver並に速いという便利さがあります。FastEverを使ってみようかとも考えたけど、この「1つのノートに追記」というのが気に入ってこちらを使っています。


本を読みつつ、画面右下のPostEverを起動。

 起動するとこんな画面になります。

「設定」にて
・「PostEverエンジン」
・「送信時タグを保持」
などの設定をオンにしておけば、タイトルやらタグやらが前回起動時と同じ状態で立ち上がります

 カメラアイコンをタッチしてカメラを起動、読んでいるページを撮影します。

 ページ数なり、どうしてもいまメモらなきゃ忘れそうなことを簡単に書いて、送信。
1つのメモを送信中にも続けて次のメモを書き込めるので、サクサク使えます。

Mac版Evernoteから見た図。
画像がでかすぎて写っていないけれど、この上にはこれまで読んだページの画像もばっちり入っています。
投稿日時と位置情報(リンクでだけれど)も記録されており、シンプルながら要所は押さえていてとても使いやすいのです。

んで、これでペンとか付箋とかもだいたいいらなくなりました。気になるページはカメラにおさめて、サクサク読み進めることが出来るようになりました。


ちなみにこのPostEver、twitter+日記感覚で使ってもいいんじゃないかと思います。
日常生活の中で気になったことで、twitterに公開するようなものじゃないことを、このPostEverで記録。日記がわりに使える感じのアレで。

僕は君たちに武器を配りたい。

「このままではよくないのはわかってるけど、どうすればいいのかなあ」「自分は何がしたいのかなあ」なんて不安はずっとあって、「どういう生き方をしたいのか」なんてことをマクロなりミクロなりな視点から毎日ぼんやりと考えている。
具体的に「こういう暮らしがしたい」なんて思うこともあるし、一方で「それはただの甘えじゃね?」的に思うこともある。
でも結局は、日々のしなければいけないことの中で一歩も前に進めず、ただぼんやりとした不安だけがあった。

で、今日すこしのんびりする時間が取れたのでタリーズでノートに向かっていつもより考えていた。

学生時代、CCCの採用説明会で増田さんが「TSUTAYAは本とかCDとかDVDを売る場ではなく、ライフスタイルを売る場なんだ。人は皆、本なり映画なりの中に手本となる生き様、ライフスタイルを見つける。TSUTAYAは、そういう多様なライフスタイルを提供する場なんだ」的な事を仰っていたのを聞いたことがあった。

んで、「まずは『生き様を真似たい人』を思い描くのがよいなあ」と思って思い出した中に、瀧本哲史さんという投資家がいた。
学生時代に縁があって、一度だけ日本橋マンダリンオリエンタルのラウンジで30分ほどお会いしたことがあるのだけど、それは衝撃的な時間だった。彼は僕のことなんかまったく覚えていないだろうけれど、僕にとってあの30分間は、大学の半期の講義1つ分は軽く超えるくらいの衝撃的な出来事だった。

「あんな感じの生き方もひとつの選択肢だなあ」とか思いながらノートを閉じてぶらぶらと札幌市内を散歩して、ふとジュンク堂に立ち寄って雑誌を立ち読みしていると、週刊東洋経済にまさかの瀧本さんのインタビューが載っているのを見つけてしまった。


週刊東洋経済

瀧本さんのことはここしばらく忘れていて、今日ふと思い出した直後に雑誌で見つけたことそれ自体にもびっくりしたんだけど、さらに驚いたのは瀧本さんが本を書いたということ。しかも2冊も。

僕は君たちに武器を配りたい


武器としての決断思考

瀧本さんは「オモテに出ること」を好まない方だと思っていた。彼のマッキンゼーの同僚がブームになったとき、その裏側でプロデュースをしていたのが瀧本さんだったりしたから。テレビに写ったり書店の棚に名前が並んだりするような「オモテ」の人たちが世の中のすべてであるように感じていたけれど、「オモテ」に出ない「裏側」が世の中には多分にあって、そういう人たちこそが本当に世の中をつくっているんだろうなとさえ思っていた。
キャッチーなタイトルの本を出すことはブームをつくることであり、ブームは消費されるものである、というふうに考えていると思っていた。
だから、本当に驚きだった。なんでオモテに出てきたんだろう、って。あの消費されたひとつのブームを演出した張本人が、とうとう自分を消費させることを始めたか?というのが、雑誌に載っていた顔写真と、両書に対する最初の印象だった。

しかし、衝動買いして読み始めて、それはちょっと違うのかもなと思い始めた。まだ読み終わっていないし、いざこうやって書いてみると大したことが書けていないけれど、この2作は久しぶりに人にオススメしたくなる本だ。


#瀧本さんは最近は『武器としての決断思考』を出版している「星海社」という出版社の「軍事顧問」の仕事もしているようです。

2011年11月3日木曜日

Google Chromeで選択した部分だけをPDFにしてEvernoteに保存する。(Mac)

Chromeの拡張機能でEvernoteにクリップするってのは大変便利なのだけど、いかんせんEvernoteでは記事(ノート)にマーカーを引けないのが不便だ。

Evernoteのノートにマーカーを引くには2つのアプローチがあると思う。

  1. Webサイト上でマーカーを引いたものをクリップする
  2. Webの記事をPDFにして、そのPDFをクリップ。PDF上でマーカーを引く
というわけで2つのアプローチを順に試してみた。


【1. Webサイト上でマーカーを引いたものをクリップする】

最初に読んだのはこの記事。
Firefoxのアドオン「ラインマーカー (Line Marker)」を使って、事前にコンテンツにマーカーを引き、その上でEvernoteにクリップするというアイディア。

しかし当方は日常的にはChromeを使っており、マーカーを引くためだけにFirefoxを起動して記事を開き直して、、、というのはちょっと非現実的だった。

そこでChromeの拡張機能で似たようなものはないかと探して見つけたのがこれ。

これはたとえばこんな風にマーカーを引くことが出来るのだが、
しかし…、上記「ラインマーカー」が記事URLとマーク箇所をひもづけて記憶してくれるため、記事を開くたびにマーク箇所も再現される。
それに対し、この「Yellow highlighter pen for web」は個別URL(上記画像では左上にある)にアクセスした上でクリップしないと、マーク箇所はEvernote上にはクリップされない。これは結構面倒くさい。

そして、そもそも論になるが、クリップした記事をEvernote上で読みなおしているときに、あとからマーカーを引くことが出来ないのだ。


【2. Webの記事をPDFにして、そのPDFをクリップ。PDF上でマーカーを引く】

というわけで現実的だなあと思うのはこちらのアプローチ。
基本的には、
  1. ブックマークレットでWeb記事の選択箇所だけを抜き出す
  2. 抜き出した箇所をChrome(というかMac)の標準機能でPDF化
  3. PDF化したものをEvernoteに放り込む
  4. EvernoteからPDFを開いて、highlightをつける
という流れになる。

1. ブックマークレットでWeb記事の選択箇所だけを抜き出す

ページ全部をクリップするわけではなく、一部を切り出したいわけである。
以降の流れも基本的にはこの記事の通りにすすめるのだが、今日現在、この記事で紹介されている「Print Plus」という拡張機能がうまく機能しなかった。

そこで、
を参考に、まずはページから必要箇所を切りだしてしまう。
これを、
↓↓↓↓
こうする。

2. 抜き出した箇所をChrome(というかMac)の標準機能でPDF化
3. PDF化したものをEvernoteに放り込む

次に、上のように切り出した箇所を、Chromeのプリント機能でPDF化し、Evernoteに放り込む。
これは上記「Chrome拡張 PrintPlusで選択範囲を->PDF->Evernote - 緑ナ日々」で紹介されているように、Macなら一発で終わらせることができる。上記サイトを参考にして欲しい。


4. EvernoteからPDFを開いて、highlightをつける

EvernoteにPDFがクリップされたら、クライアント上からPDFファイルを開いてみよう。
通常はAdobe Readerが起動するはずだ。
そしてMacユーザーならご存知のとおり、MacではAdobe Reader上でハイライト・注釈を付けることができる。
そのようにしてマークしたPDFファイルは、保存して閉じることでEvernote上にもきちんと保存される。



というわけで、一応はこれでWebクリップにマーカーを引くことが出来るようになった。
これまではいちいちプリントアウトして線引きながら読むという意味分かんないことをしていたのだけれど、これですべてMac上、あるいはちょっと応用が必要だけれどiPad/iPhone/iPod touch上で完結できるようになった。

Evernoteがマーカー機能を用意してくれればいいんですけどね。