2019年6月15日土曜日

椎間板ヘルニアで入院した話と腰痛対策グッズ

2019年1月8日(火)から15日(火)まで8日間、腰椎椎間板ヘルニアのため近所の整形外科に入院していました。
この記事は退院後すぐにある程度まで書いていたのですが、仕事に復帰したあと忘れていました。せっかく書いたので共有しておきます。

経緯

年末に酔っ払って転んでケガをしてしまい、年末年始は大変安静に過ごしておりました。
大好きなモチを食べまくってるにも関わらず安静にしすぎたため体重が急増してしまい、それに伴ってなんとなく腰に違和感はあったんだけども、1月3日(木)に掃除機をかけるためベッドを持ち上げたところで腰を「ピキッ」といわしてしまいました。

僕はいま31歳ですが、もともと23歳くらいの頃から腰痛持ちで、2年に1回くらいのペースで2〜3日動けなくなることがあり、「ギックリ腰が癖になっている」状態なんだ、くらいに思っていました。要は真剣に考えたことがなかったんですね。
今回は決して動けなくなるほどじゃなかったので、いつもどおり2〜3日で治るだろうと思っていたんですが、ところがどっこい、7日(月)の夜に事態が急変。痛みのため寝返りを打つのも困難になってしまいました。
8日(火)の朝になっても状態は変わらず、会社に行こうと試みたんだけど全然動けなくて、とりあえず会社に電話して1日休む旨を伝えて、近所の整形外科へ。

医師には症状を見るなり「たぶん椎間板ヘルニアだね」と言われ、レントゲン、MRI撮影にてヘルニアであることが確定。即入院を勧められてしまいました。

「ヘルニア」と言われてとまどう

この日まで「ヘルニア」って言葉は知っていたけれどどんな病気かは知らず、正直戸惑いました。まさか入院が必要な病気だとは思っていなかったので入院と言われて戸惑い、その期間も「3日か、3週間か、3ヶ月か」と言われて戸惑い、わけもわからないままとりあえず入院することになりました。

ちなみに「椎間板ヘルニア」とはこんな病気です。
 椎間板ヘルニア - Wikipedia

入院中にしたこと

入院中に何をするのかも、どういう状態になったら退院出来るのかもわからないまま、とりあえず1週間(7日後の14日(月)は祝日だったので、15日(火)まで)の入院ということになりました。(そして退院して半年近く経った今でも、本来どういう状態になるまで入院するべきだったのかはよくわかっていません。)

そんな8日間の間にしたことは次の通りです。

  • 牽引治療
  • 電気治療
  • 薬を飲む
  • 安静にする

牽引(けんいん)治療
文字通りですが、腰を紐でひっぱります。ベッドに寝たまま腰に太いベルトを巻き、ベルトからベッドの足元に伸びた紐の先に重りをぶらさげ、物理的に腰をひっぱります。
うまく説明できないのですが、こんな感じです。これを、1回10〜30分行い、20〜40分ほど休憩して1日になんども繰り返しました。
重りの重さは3kgから始めて徐々に重くしていき、最後のほうでは6kgまで上げましたが腰全体にだるい痛みを感じ始めたので5kgに下げ、1回あたりの時間を短くし、また、休憩時間を長く取るようにしました。

電気治療
入院先では「リハビリ」と呼んでいました。機械から伸びたパッドを腰に貼り付け、おそらく低周波だと思う(よくわからない)んですが電気を10分ほど流します。腰の筋肉がビクンビクンしてとても気持ちがよく、施術後は腰の痛みがかなり軽減されていました。

薬を飲む
ロキソニンとムコスタを1日3回毎食後に飲んでいました。ロキソニンってただの鎮痛剤なのかと思ったら抗炎症作用もあるんですね。知らなかった。

安静にする
ひたすら寝たきり。起き上がるのはご飯を食べるときとトイレに行くときくらいで、あとは本当にずっと寝たきりでした。
院内の移動時は、以前に腰をいわしたときに別の病院でもらったサポーターを必ずつけるように気をつけていました。

さて、退院予定日の前日になっても、なかなか腰の痛みが引きません。だいぶ動けるようにはなっているんですが、違和感はありまくりで、本当に退院していいのかどうか、相当迷いました。もともと痛みを感じていた場所だけではなく、牽引のためか腰全体にだるい痛みが出るようになり、全快したような感じは全くしませんでした。
仮に退院しても翌日から会社に行けるとは思っていなかったので、数日自宅療養するつもりではありましたが、それなら引き続き入院していたほうがいいんではと思ったりして、かなり迷いました。
が、1人で2歳児の相手をしながら毎日見舞いに来てくれる妻の顔が日に日にやつれていくのを感じており、また、これ以上入院すると社会と切り離されてしまうような不安があり、退院することにしました。

というか退院するかしないかを自分が決めるというのもよくわからず、戸惑い悩んだ理由になりました。それって医者が判断するんじゃないのか。
しかし、周りの患者を見ても、必ずしもまとまった期間入院しているわけでもなく、1週間おきに入院と退院を繰り返しているおじさんもいるなどしていたので、そういうもんなのかなと納得することにしました。

退院後にしたこと

入院中にヘルニア対策というか腰痛対策についていろいろ調べて、便利そうなグッズをAmazonで注文していました。

  • Backjoy
  • 低周波治療器
  • バランスボール


Backjoy



座る姿勢が悪いのは自覚していて、いつか痛い目にあうだろうなと思っていました。痛い目にあってすぐ考えたのは姿勢を良くすることです。
とはいえ自力で出来るならこれまでに出来ているはずで、出来ないんだから道具を頼ることにしました。
これまでにも何回かこの手の姿勢矯正グッズは調べたことがあって、良さそうだなと思っていたBackjoyを購入してみました。

自宅のダイニングテーブル・イスに合わせて使ってみると、これがなかなかいい。特別強い力で矯正されているようには感じず、気がついたら「あれ?姿勢がいいぞ?」と自覚できるような加減の矯正具合。すぐ会社用にもう1個注文し、いままで使用を継続しています。

ちなみに国内正規品だと6〜7千円しますが、Amazonで並行輸入品を買うと4千円前後なので、それでいいんじゃないかと思っています。

低周波治療器


上に書いたとおり、病院の「リハビリ」=電気治療がとても気持ちよくて、この治療をしたあとはすごく楽になっていたので、住宅用を購入してみました。
似たような値段の似たような機能の商品が多く、どの商品もレビューを見るといいレビュー悪いレビューが多いのですが、この商品がいいレビューがいちばん多いように感じ、また、いいレビューの納得性、悪いレビューの非納得性がいちばん高かったのでこれにしてみました。
いいです。購入から半年弱、腰の痛みが気になるときに使っていますが、強すぎず弱すぎず、使用後は腰がとてもすっきりしています。


いろいろある悪いレビューへの感想は次の通り。
  • パットが剥がれやすい/耐久性が低い
    ⇒風呂からあがったあとに使うといいと思います。
  • 低周波が弱い
    ⇒これは人それぞれの感じ方だけど…強度の幅は割とあるので、好みの強度にしたらいいのではないかと思います。病院の器具と同レベルの強度が無いとかいうレビューは論外。
  • 配送業者さんを変えてください
    ⇒お前は黙ってろ。

もちろん当たり外れはあると思うので一概には言えませんが、この商品についてる悪いレビューはだいたい使う側にも問題がありそうな気がします。

バランスボール


いかにも最近のAmazonのトレンドでもある中華っぽい商品名ですが、悪いことはなかったです。電子機器ならともかく、ただのゴムボールなんだから中華でもいいじゃない。
自宅のパソコンデスクではこれまで、ニトリで5千円くらいで買ったオフィスチェアを使っていたんですが、これをバランスボールに変えてみました。当然ですが姿勢がよくなり、長時間座っていても腰が痛くならなくなりました。



これらの三種の神器によって、腰痛はだいぶ改善されましたし、その後ヘルニアの激しい痛みは発症していません。
それでも時々「おやっ?危ないかな?」と思うような鈍い痛みがあることがあり、これがもし3ヶ月とか入院していたら違うのかなーとか思っています。
気をつけながら、うまく付き合っていかないといけないな、と思っています。

(おわり)

第二子誕生

2019年5月28日(火)に第二子として次女が誕生しました。

妊娠中の昨年末くらいには、妻が産科の検診で出血があるとしてあわや入院という状況になったり(結局入院せずに済んだ)、予定日は5/27(月)だったのですが5/22(水)の検診で「羊水がほとんどない」(羊水過少症)と言われて緊急入院になったりして、なかなか大変でした。

僕も5/23(木)から会社を休んで妻が里帰りしている田舎の妻実家に詰めて、いつくるかいつくるかと緊張しっぱなしだったので、予定日を1日過ぎて無事出産に至ったあと、ホッとして熱が出ました。

初産じゃなければ予定日より早く生まれることが多いと言われているのに、予定日を1日過ぎるあたり、さすが僕の子でのんびり屋さんだなあとか思いつつ、「いつくるかいつくるか」は結構疲れました。とはいえ妻へのプレッシャーになりかねないので、決して口には出しませんでしたが。

現在妻と長女、次女はまだ実家におり、出産した病院で次女の1ヶ月検診を受けたあと、今月末には自宅に帰ってくる予定です。
里帰り中からここまで、最後の「独身」期間を過ごしていますが、あと半月で賑やかすぎるくらい賑やかになるんだろうなあと思っています。

4人家族。守る人が1人増えました。ますます頑張らねば、と思っています。