2011年11月27日日曜日

僕は君たちに武器を配りたい。

「このままではよくないのはわかってるけど、どうすればいいのかなあ」「自分は何がしたいのかなあ」なんて不安はずっとあって、「どういう生き方をしたいのか」なんてことをマクロなりミクロなりな視点から毎日ぼんやりと考えている。
具体的に「こういう暮らしがしたい」なんて思うこともあるし、一方で「それはただの甘えじゃね?」的に思うこともある。
でも結局は、日々のしなければいけないことの中で一歩も前に進めず、ただぼんやりとした不安だけがあった。

で、今日すこしのんびりする時間が取れたのでタリーズでノートに向かっていつもより考えていた。

学生時代、CCCの採用説明会で増田さんが「TSUTAYAは本とかCDとかDVDを売る場ではなく、ライフスタイルを売る場なんだ。人は皆、本なり映画なりの中に手本となる生き様、ライフスタイルを見つける。TSUTAYAは、そういう多様なライフスタイルを提供する場なんだ」的な事を仰っていたのを聞いたことがあった。

んで、「まずは『生き様を真似たい人』を思い描くのがよいなあ」と思って思い出した中に、瀧本哲史さんという投資家がいた。
学生時代に縁があって、一度だけ日本橋マンダリンオリエンタルのラウンジで30分ほどお会いしたことがあるのだけど、それは衝撃的な時間だった。彼は僕のことなんかまったく覚えていないだろうけれど、僕にとってあの30分間は、大学の半期の講義1つ分は軽く超えるくらいの衝撃的な出来事だった。

「あんな感じの生き方もひとつの選択肢だなあ」とか思いながらノートを閉じてぶらぶらと札幌市内を散歩して、ふとジュンク堂に立ち寄って雑誌を立ち読みしていると、週刊東洋経済にまさかの瀧本さんのインタビューが載っているのを見つけてしまった。


週刊東洋経済

瀧本さんのことはここしばらく忘れていて、今日ふと思い出した直後に雑誌で見つけたことそれ自体にもびっくりしたんだけど、さらに驚いたのは瀧本さんが本を書いたということ。しかも2冊も。

僕は君たちに武器を配りたい


武器としての決断思考

瀧本さんは「オモテに出ること」を好まない方だと思っていた。彼のマッキンゼーの同僚がブームになったとき、その裏側でプロデュースをしていたのが瀧本さんだったりしたから。テレビに写ったり書店の棚に名前が並んだりするような「オモテ」の人たちが世の中のすべてであるように感じていたけれど、「オモテ」に出ない「裏側」が世の中には多分にあって、そういう人たちこそが本当に世の中をつくっているんだろうなとさえ思っていた。
キャッチーなタイトルの本を出すことはブームをつくることであり、ブームは消費されるものである、というふうに考えていると思っていた。
だから、本当に驚きだった。なんでオモテに出てきたんだろう、って。あの消費されたひとつのブームを演出した張本人が、とうとう自分を消費させることを始めたか?というのが、雑誌に載っていた顔写真と、両書に対する最初の印象だった。

しかし、衝動買いして読み始めて、それはちょっと違うのかもなと思い始めた。まだ読み終わっていないし、いざこうやって書いてみると大したことが書けていないけれど、この2作は久しぶりに人にオススメしたくなる本だ。


#瀧本さんは最近は『武器としての決断思考』を出版している「星海社」という出版社の「軍事顧問」の仕事もしているようです。

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