この週末、ゼミのOB会に参加するために弾丸で東京に行ってきた。
10月半ばに日程が決まっていたので、その時点で航空券を購入することにした。
北海道(新千歳)〜東京間は「ドル箱路線」と呼ばれていて、いろいろなエアラインが参入している。全日空、日本航空はもちろん、エア・ドゥ、スカイマーク・エアラインズ。
で、新千歳→東京にしろ東京→新千歳にしろ、これまでは旅客は大概上記4社のホームページを見て価格を比較し、一番安い便を買っていたと思う。少なくとも僕はそうだった。
夏に東京・香港に行ったときは、まずはエア・ドゥ、スカイマークの価格をチェックし、盆という時期もあって、結局ANAにした。これが片道1万5千円くらいだったと思う。
今回も同様にエア・ドゥ、スカイマークの2社をチェックし、ANA、JALの価格をチェックしたところで、ふと思いついてLCCをチェックしてみた。なぜかエアアジアはチェックせず、ジェットスターだけだったけど。
夏にもLCCは見てみたんだけど、さすがにシーズンなので混んでいて乗れなかった。1日の便数もそんなに多く無いし。
が、今回はLCCも空いていた。安い。ANAやJALが片道1万円代後半、エア・ドゥやスカイマークが1万円代前半なのに対して、ジェットスターは5千円くらい。往復で買っても既存4社の片道料金より安い。
ジェットスターやエアアジアは羽田じゃなく成田であるというのが若干気にはなったけれど、迷わず購入。往復で1万1千円くらい。スカイライナーが往復で5千円くらいかかったとしても、既存キャリアで羽田に行くより安い。
そして今週末となって、いざ東京へ。
成田についてみると、自分でも驚いたけれど、「航空券代が安く済んだのだから」と財布のひもが緩くなる。二日酔いで気持ち悪かったんだけど、成田で寿司など食べてしまった。
この「航空券代が安く済んだのだから」ってのが結構重要なポイントになる気がする。航空券代が安く済んだのだから、普段なら贅沢だと思うけれどちょっとこれも買ってみよう、食べてみよう…となることが増えてくるんじゃないかと思う。臨時収入を得た感覚になっている。
日本も「フラっと飛行機に乗る」時代になったように感じる。その主演はLCC、助演はスカイライナーだ。
3連休に限らず普通の週末に、東京都心からフラっとスカイライナーに乗り成田に向かい、少し贅沢な昼食を取った後、1週間くらい前に買ったLCCの航空券で新千歳空港へ。札幌で蟹とラーメンを食べて、またLCCで戻る。あるいは、札幌から東京へ。そんな時代になった。
これは北海道にとってはチャンスでありピンチだと思う。これまで、津軽海峡は深かった。少なくとも、「気軽に」渡れるようなものではなかった。
しかし、LCCが津軽海峡を埋めた。人々が「気軽に」東京と札幌を往復する時代。札幌→東京の流ればかりではなく、東京→札幌の流れを作るのが、これからの北海道の課題だ。
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