2012年3月3日土曜日

光学式ドライブの死。


"光学式ドライブはもう死んでいるといっても過言では無い":2012年の新型Macbook Proはこうなるだろう : ギズモード・ジャパン http://t.co/CW3Svk0FFri Feb 17 14:36:29 via bitly


光学式ドライブの死。まだ「死んだ」とは言えないと思うけど、iTunesのアイコンからCDマークが消えてしまったように、やがて光学式メディアは死んでいくだろうことは容易に想像がつく。

音楽も、映像も、アプリケーションも、「CD」や「DVD」から手に入れることって減ってきている。
iTunes storeのAAC ファイルの音質はもはや必要十分を満たしているし、YouTubeの画質は日々向上して、ついには現行のDVDの水準に容易に達するだろう。
アプリケーションだって、一昔前ならヨドバシカメラのPCソフトコーナーでパッケージを買ってきて自宅のPCにインストールしていたが、いまではそのほとんどがオンラインでダウンロードできてしまう。僕のiMacのBoot Campで使っているWindows 7はMicrosoft Online Storeでダウンロードしたものだ。

やがて「ふつうの暮らし」の中ではCDやDVDの存在意義は極端に小さくなる。ハイビジョンテレビという再生装置はともかく、Blu-rayみたいなメディア自体のハイスペックさは、マスな人たちは誰も必要としていない。

だから2008年、ワーナーが(当時次世代メディアとしてBlu-rayと競合していた)HD DVDからの撤退を決めたとき、HD DVD陣営の東芝の勝利が決まり、Blu-ray陣営のパナ・SONYの敗北が決まった。彼らは、CD全盛の時代に「超高性能」のレコードを開発したようなものだ。

もちろん、光学式メディアは「まだ」死んでいない。実家の母は今でもテレビの韓流ドラマをHDDレコーダーに撮り、DVDに焼いて保存している。僕もTSUTAYAでCDやDVDをよく借りる。CDやDVDは、まだ死んでいないし、しばらくは死なない。

でも、Appleが指向するように、光学式メディアの死はやがて訪れるのだろう—というところまでが実はすべて2008年頃の議論。さて、このあとどうなるのか、というのが面白いところ。

今はまだ光学メディアが「必要な人」が多い時代でマーケットも十分にあるからやっていけるし、これからも「必要な人」は絶対数いるだろうけれど、それはレコードやカセットテープが必要な人が今も居るのと同じで、やがて徐々に痩せ細っていくのだろう。

光学メディアを含めた物理メディアの需要はこれからもなくならないんだろう。レコードはとうの昔に主流じゃなくなったけれど、それでもその価値は未だ色褪せない。わざわざLPでリリースするアーティストもまだたくさんいるし、「レコードの音質」が好きなリスナーも多い。

物理メディアの需要はこれからもなくならないし、今と違った活躍をすることだってありえるんだと思う。バーチャルなメディアと物理メディアそれぞれのこれからのあり方って、めちゃくちゃ面白いテーマ。紙の本と電子書籍が戦っているのも、乱暴に言えば似たような話なんだと思う。

例えば映像に限って言うと、DVDという「モノ」として所有したいって欲求はきっとなくならないんだと思う。メディアに対して、人の欲求をどう考えるか。思えば就活時期、そこがいちばん面白くてやってみたいテーマだった。

インターネットは速度やらセキュリティやらに不安が残る関係で大容量光学メディアは残りそうだけど、「主役」ではなくなってしまうことに違いは無いんだと思うんよね。

2012年2月18日土曜日

iPhone, iPad×Picasa in 2012.

1年半くらい前に書いたエントリ。

このエントリで「Pica Photos」というアプリを紹介しているんだけど、いまはもっぱらこっちの2つを使っています。


個人的にはPicasaにアクセスすることも減ったのだけど、そもそもPicasaってiPhoneから頻繁にアクセスするようなもんじゃなかろう、と思う。
日常的に観る可能性のある画像はとっくにiPhoneに同期させているわけで、PicasaをiPhoneから利用するシーンってのは、たとえば友達と話していて何年か前に行った旅行の話が出た時なんかに、「そういえばこんな写真があってさ」とかなんとか言いながら見せるときくらいのもんだろう。
そんな「たま」の機会にしか使わないのであるならばこそ、操作性が求められると思うわけです。

その点、上記の「Best Album」と「SuperAlbum」は大変使い勝手がよいです。

前者の「Best Album」はPicasa閲覧に特化したアプリ。アルバムごとにサムネイルで表示され、さらには画像のExif情報から撮影地を地図上で表示させることも可能。しかもサクサク動く。こちらはiPad対応のユニバーサルアプリ。

後者の「SuperAlbum」は、PicasaだけでなくFacebookほかInstagramやmixi、FlickrやTumblrにアップロードした画像にもアクセスできるほか、iPhone/iPad内の画像も閲覧出来るというまさにsuperなアルバムアプリ。こちらは「Best Album」と比べると読み込みに少し時間がかかる点、若干のストレスを感じ得ないけれど、それでもその多岐に渡る機能ゆえ、持っていてまったく損しないと思う。しかし残念なことにiPadには対応していない、iPhone/iPod touch用アプリ。

2012年2月13日月曜日

いま流行ってるものについてくのって大変。

ちょっと図が貧相なんだけど(あとで差し替える)、あくまでこういうことなんだろうなあ、というメモ。あと20分で仕事に行かなくちゃいけないのですごく乱暴なメモ。

「パソコン」ってのはもうコモディティ化しちゃっていて、なんらかの差別化が必要になっている。

iPhoneとかMacがウケているのは、乱暴に言えば、そんな時代に「デザイン」とか「UI」みたいなので差別化したところ、時代の気分にガッチリはまったからだろう。

で、じゃあなんでiPhoneやMacが「デザイン」で差別化できたの?っていうと、ジョブズが大昔にカリグラフィーとか勉強してて「やっぱデザインっしょ」と思い続けてきたからで。

でもそれは「20〜30年後にデザインの時代が来る!」なんて思っていたわけじゃなくて、たまたま時代とマッチした、って部分が多分にあるんだと思う。ジョブズが「点」の話で言ってたのはそういうことも含めてでしょ。

昨今、こと「パソコン」において、iPhoneの事例をひいて「デザイン」の重要性が騒がれるのは生存バイアスなんだろう、と思う訳です。

で、今から「デザイン」を学習しようったって、「パソコン」がまだ普及するずっと前から勉強してたジョブズにはかなわないでしょう。「トレンド」にアドホックに対応しようったって、移り変わりが激しすぎてついていけないんじゃないかと思う。女心と秋の空、下手に追うと財布が空になって終わり。もちろん追ってる間はそれなりに楽しいんだけど。

何が言いたいかっていうと、当たるか当たんないかわかんないけど、今から始めるなら周りがしていないことをやった方がいいんじゃないのかな、って思う訳です。
もちろん、周りの人は「まだ」していないだけなのか、する意味がないのかってのは、将来にならないとわからないわけで。なのでむちゃくちゃ怖い。結果的には、ジョブズは「まだ」していないことに手をつけたことになるけれど、する意味がないことってのをやってきた人たちは山ほどいる。

でも、やみくもになんでもいいから「周りがしていないこと」に手をつけたほうがいいなんて話じゃなくて、ジョブズみたいに自分が信じるものを追うのがよろしいんではないかと思ったんです。そうしたらしんどくてもやってけるでしょ(個人として生きていくうえでは)。

じゃなかったら、トレンドをアドホックに追って、細かい稼ぎを重ねていくしかないんじゃないでしょうか。

という議論が、すごく大雑把だけど昨今のトレンドなんだろうと考えた朝。

2012年2月12日日曜日

9連休が終わるにあたって。

僕がいる金融業界では、不正防止のために1年に1回9連休を取る(取らされる)ことが多い。
月〜金曜までまるまる休み+両端の土日で9連休。その人が1週間いるのといないのとで何か状況が変わったら、その人は何か不正をしている可能性がある――ということらしい。

というわけで先週の土曜日から今日まで休みで、明日からいよいよ職場に戻る訳だけれど、どうにも複雑な心境だ。

僕の会社では、新人は3年間の研修カリキュラムを受けることになっている。そのカリキュラムにのっとって、この4月からは今とは別の係に異動になるのだけれど、これが楽しみでしょうがない。これまでとはまったく別の仕事で、うちの業界では「花形」と言われる職場だ(昨今では、収益率等を考えるとPPM的には「負け犬」になるんだろうけれど、半ば公企業なので会社が続く限りは撤退しないと思われる)。

なにせ、その仕事をするためにこの会社に入ったようなものだ。
夢とか目標みたいなものに即して言えば、故郷に「地域経済を盛り上げる」形で恩返しがしたくて、都内のもっと大きな会社を蹴っていの会社に決めたんだ。
そしてもっと具体的な意味でも、次の係の仕事は楽しみだ。テクニカルな部分が、いまの仕事とはまるっきり(と言っていいくらい)異なってくる。やっと朝から晩までノンストップで働ける。もちろん肉体的にも精神的にも辛いことはあるだろうと思う。でもそういう苦労がしたかったんじゃないか。向かうところだ。20代の前半をのんびり過ごすのは辛い。

そして春からの異動に向けて、昨年末くらいから始めていた業後の自主勉強も深まってきている。17時まで所属の係の仕事をして、17時からは自主的に新しい係の仕事を勉強させてもらっている。上司も、新人が新しい係でバリバリ活躍出来るようにかなり苦労してくれている。このアフター5が最高に楽しい。もちろんわからないことだらけで大変だけれど、それでも楽しい。

じゃあ、いまの係の仕事がつまらないかと言うと、決してそんなことはない。いや、むしろ楽しい。決して華やかな仕事ではないし、言ってしまえば誰にでもできるような仕事だ(もちろん、どんな仕事もそうであるように、「誰にでもできる」なんて事は無いのだけれど)。
というか、最初はつまらなかった。「こんなことをするためにこの会社に入ったんじゃない」なんて浅はかなことを思ったこともあった。でも、今は違う。目標を設定して、その達成に向けてゴリゴリ動く楽しみが出来てきた。

問題は、ビフォア5とアフター5でその「目標」と「動き」のタイプが違うことだ。「動き」、つまりよりミクロで具体的な仕事の内容については、「会社的に」どちらが優れているかということは無い(「個人的に」は後者の方が好ましいのだけれど)。どちらの目標が「会社的に」大事かと言うと、もちろん後者になってしまう。

でもまあ、なんやかんやと悩んでいるけれど、結論は出ている。要はバランスだ。
ビフォア5を死ぬ気でやらなきゃならないことは決まりきっている。ビフォア5で得られる評価だけが僕に対する実際的な評価で、来期のボーナスやサラリーマン人生を送る上での総合的な評価に大きく影響する。じゃあアフター5の評価がそういったものにあまり影響がないのかと言うとそういう訳でもないのだけれど、それでも優先順位は下がる。しかしいまのアフター5の振る舞いが来期以降の仕事に大きく影響を及ぼす。
要は、バランス。そこの舵取りをきっちりやることが、明日からの僕の仕事だと思う。

というわけでペプシ飲んで寝る。

2012年1月18日水曜日

かついだ神輿は簡単にはおろしちゃいけないって話。

「リーダー」ってもんを担ぐ以上、担ぐ側は担ぐ事に対して責任を持つべきだとは思う。神輿はしっかり持てよ、ってことだと思ってる。

でもそれはあくまで「担ぐこと」に対しての責任であって、つまりチームや集団に対する責任、コミットメントなんだと思う。決して「リーダー」自体に対する責任ではない。似て非なるものだと思う。

決して「リーダーのために」担いでいる訳ではないんだと思う。例えば、「上司のために」仕事をするわけじゃないし、サークルの代表のために活動に参加するわけじゃない。「リーダー」がそれを理解していないと、チームはまわせないんじゃないかと思う。

だから上司は「ありがとう」の使い方に気を付けないといけないと思う。だから、「今日も頑張って働いてくれてありがとう」とかって言葉は、「別にお前のために働いたんじゃないよ」という反感を買うんだと思う。

担ぎ手は、一度担いだ神輿は簡単におろしちゃいけないし、神輿に乗る側は簡単に振り落とされるようじゃいけない。それがチームのためであり、つまるところ各々のためなんだと思う。

別に仕事でなんかあったとかじゃないです。最近仕事楽しいしね。

2012年1月15日日曜日

フットサル観戦。

「北海きたえーる」で行われたフットサル・Fリーグ第23節、エスポラーダ北海道vs府中アスレティックスFCの試合を、会社の人たちと観に行った。

これまで野球の日ハム戦と巨人戦は生で観に行ったことがあるけれど、それも選手からははるか遠い席だったし、それ以外のプロスポーツ(Fリーグはプロじゃないけど)を生で観たことが無かった。サッカーは高校のサッカー部の試合を観に行ったのが最初で最後で、テレビでワールドカップくらいは観て応援していたけれど、心から「面白い!」とは思えていなかった。

が、フットサル面白い!!

何よりもそのスピード感。フットサルの競技時間は前半20分、後半20分の計40分。競技人数はキーパーを入れて5人対5人。サッカーの45分+45分の計90分という競技時間は僕には正直冗長に感じられていたので、フットサルの、バスケットボールのようなサイズ感がなんとも心地良い。

今回縁あっていちばんいい席(ピッチから数メートルのところ)で観ることが出来たこともあって、臨場感がひしひしと伝わってきた。

エスポラーダ北海道も好きになれそうだ。生まれて初めて、「このチームを応援したい!」と思えた。

うーん、言葉を知らないからこの熱量を伝えきれなくてはがゆいけど、とにかく面白かった。たぶんまた観に行くと思う。
そして、もしかしたらサッカーもプロの試合を生で観たら楽しめるんじゃないかと思い始めた。コンサの試合観に行ってみようかなあ。


[追記]
そういや今日の試合はカズがエスポラーダ北海道の選手として参加していたのだけれど、正直、エスポの選手と監督はやりにくかっただろうと思う。いくらカズといえど、フットサルとサッカーはやっぱり似て非なるものなわけで、正直プレーにおいてヒーローには成り得ないんだと思う。常識的に考えても、サッカーならともかくフットサルの激しい動きに44歳がついていけるはずがない。そして、実際100%はついていけていなかった。

しかしゲストに華を持たせる必要はあるわけで、たとえば「勝つ」ためには「カズが打つとみせかけて違う選手が打つ」こともありえるシーンで、やっぱりカズに蹴らせなきゃいけない、とか。そもそもカズであろうとなかろうと、これまでずっと一緒に練習してきているわけでも無い選手と一緒にプレーするって事自体が結構難しいことなんじゃないかと思う。

ていうかね、それでもやっぱりカズがボール持ったら観てるこっちもワクワクするし、惜しいシュートには観客も全力でくやしがるんですよ。それはきっと選手たちもそうだったんだろうが、それでもカズの走りは若い選手についていけていなくて、選手たちのもどかしさも感じ取れてしまった。

そんななかで勝利を決めたエスポラーダ北海道。最後の小野寺監督の挨拶が素晴らしかった。たしかこんなことを言っていた:
「カズさんがきてくれているこの試合、絶対勝たなくてはならない。そういう想いで選手たちが頑張ってくれたのが今日の勝利に繋がったのだと思います」
カズも選手も立たせた名挨拶だと思う。
黒星ばかりの最下位に近いチームが、きっちりいい試合をしてリーグ上位のチームに勝った。その中心にはカズがいて、やっぱりカズはヒーローだったと思う。

2012年1月11日水曜日

Evernote Clearlyがとっても便利。

Google Chromeの拡張機能、「Evernote Clearly」がとっても便利。
Evernoteでクリップしやすいように、Webページの「本文」の部分を抜き出してくれるアドオンなのだけれど、これがなかなか高性能に出来ている。

これまでもChromeには「Evernote Web クリッパー」という拡張機能が用意されていた。だが、ちょっとした不便を感じていた。

  • 記事本文を自動で抜き出してクリップする機能はあったが、不完全。たとえば日経新聞の記事をクリップしようとすると、記事全文ではなく最初のパラグラフだけしかクリップされないことがある
    ⇒そのため、クリップしたい範囲をマウスで選択してからクリップボタンを押す必要があった
  • 一度クリップを始めると、アップロードが完了するまでタブを移動できなかった。
    ⇒1つの記事につき(数秒だが)待ち時間があった
本当にちょっとしたことだけれど、これが積み重なると結構なストレスになる。もちろん、紙の新聞をハサミで切り抜くよりは格段に便利なのだけれど。


それが「Evernote Clearly」によりクリアされた気がする。
例えば、今朝の日経。
この記事を「Evernote Web クリッパー」の「記事をクリップ」機能でクリップしようとすると、最初のパラグラフ「【ラスベガス(米ネバダ州)=中川渉、奥平和行】インターネットに接続して映像や音楽、ゲームをダウンロードできる…に次ぐ第3のデジタル革命が始まろうとしている。」だけしかクリップされなかった。

しかし、「Evernote Clearly」を使ってみると、、、

余計な部分が削ぎ落とされて、こんなにスマートになった。これで記事の最下部までしっかり表示さている(日経の場合広告も入るのが玉に瑕だけれど)。

右端のツールバーにある象のマークをクリックすると、

Clipping…の表示が出て、

クリップがうまくいくとチェックマークがつく。
これで、記事全文を一発でクリップできた。

さらに便利なのは、いちど象のマークをクリックすると、タブを遷移してもクリッピングが止まらないということ。「Evernote Web クリッパー」だと、上述の通りクリッピングが終了するまでタブを変えることが出来ず、数秒の間ただ待つだけになる。「Evernote Clearly」なら、クリップを始めたまま次のタブに移動してもクリッピングは止まらない。クリッピングしている間に違うことが出来るようになるのだ。