2011年3月18日金曜日

自分のポジションにあった職を探せ。

昨日ゼミの教官とゼミ生数人と食事中、就活中の後輩がこんな話をしていた(先生ごちそうさまでした)。

「行きたい企業(総合商社)のESがなかなか書けない。ある程度までは書けるけれど、月並みで、その業界の企業(5大商社)ならどこにでも言える話で、『その企業』を志望する理由になっていない。」

それに対しての先生の回答に納得したのでメモっておこうかな、と。

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まず、その企業が"いまどんな仕事をどうやってしているのか"をみるのは当然だけれど、その企業の歴史もみて、そして今後仕事の内容とやり方はどう変わっていくのかを考える。
とくに商社はこれをしっかりやらねばならない。"いま"はプロジェクトファイナンスの形を取っているけれど、昔はそうじゃなかったし、多分今後も変わるはず。
その企業の将来の姿をイメージした上で、自分はそこでどういう仕事をしているのかを考えて、「したい」と「できる」を絡めて書けばいい。

総合商社を受けるなら、「平均点をあげるES」ではなく「刺さるES」を書かなくてはならない。東大の学生なら平均点をあげるだけで採ってもらえるが、うちの大学(首都大)の学生ではそうはいかないだろう。ミスの無いESではなく、「こういうやつなんだ」と思ってもらえる、刺しに行く、しかし刺さるか刺さらないかは確実ではない、賭けのようなESを書かなくてはならないだろうと思う。

そのためにも、自分の立ち位置を考える必要がある。
たとえば海外事業で働きたいとか思っても、もし企業が北京で仕事をするなら、日本人で北京に"くわしい"やつを取るより、日本人で北京育ち・北京大卒のやつとか、日本語を話せる中国人を採用した方がいい。そういうやつらと勝負をしても勝てない。

去年卒業したM君はその意味でうまくやった。彼は1年間北京に留学したが、たった1年だ。北京で育ったやつと勝負しても勝てない。彼は考えてか考えずにかはわからないが、「ローカルでやっていて、これから海外に出る」企業を受けて、入った。彼は内定を貰った時点で自分の仕事が見えていただろう。「俺は中国事業をやるために採用された」と。そういう"立ち位置"を考えなければいけない。

自分の立ち位置に合わない企業に入っても苦労する。自分のポジションに合った企業を受ける方がいい。
もし総合商社で働いている自分がイメージ出来ないのなら、「受けるのを辞めた方がいい」とは言わないが、もしかしたら合っていないのかもしれないよ。

学生のtweetをみていると「大きなことに挑戦している」と思いながら就活しているんじゃないかと思わせられる人がいる。それはあくまで「受かること」しか見えていなくて、そういう人は入社後に苦労するんじゃないかな。「受かること」じゃなくて、「どんな仕事をどうやってしているのか」を考えた方がうまくいくと思う。

僕は君たちがうらやましい。就活をする期間が長くて。考えられる時間が長くて。僕の頃(バブル)は6月に始まって7月に終わっていたのだから。
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的な感じでした。酒の席だったのでちょっと間違いがあるかもしれないけど、大筋は合ってるはず。

ずっと思っていたことを言ってくださった!w

できない仕事をしようとしても苦労する。もちろんどんな仕事だって楽なはずはないけれど、そもそもしたい仕事をさせてもらえないかもしれない。"仕事は与えられるもんじゃなくつくるもんだ"なんて言ったって、たぶん与えられた仕事もこなせない人には仕事をつくる機会はまわってこない。

就活生は、自分の立ち位置、ポジションをよく考えて、それにあった企業を受けてほしい。

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