2012年12月2日日曜日

LCCとスカイライナーはマジで人の流れを変える。

この週末、ゼミのOB会に参加するために弾丸で東京に行ってきた。

10月半ばに日程が決まっていたので、その時点で航空券を購入することにした。
北海道(新千歳)〜東京間は「ドル箱路線」と呼ばれていて、いろいろなエアラインが参入している。全日空、日本航空はもちろん、エア・ドゥ、スカイマーク・エアラインズ。
で、新千歳→東京にしろ東京→新千歳にしろ、これまでは旅客は大概上記4社のホームページを見て価格を比較し、一番安い便を買っていたと思う。少なくとも僕はそうだった。

夏に東京・香港に行ったときは、まずはエア・ドゥ、スカイマークの価格をチェックし、盆という時期もあって、結局ANAにした。これが片道1万5千円くらいだったと思う。

今回も同様にエア・ドゥ、スカイマークの2社をチェックし、ANA、JALの価格をチェックしたところで、ふと思いついてLCCをチェックしてみた。なぜかエアアジアはチェックせず、ジェットスターだけだったけど。
夏にもLCCは見てみたんだけど、さすがにシーズンなので混んでいて乗れなかった。1日の便数もそんなに多く無いし。

が、今回はLCCも空いていた。安い。ANAやJALが片道1万円代後半、エア・ドゥやスカイマークが1万円代前半なのに対して、ジェットスターは5千円くらい。往復で買っても既存4社の片道料金より安い。

ジェットスターやエアアジアは羽田じゃなく成田であるというのが若干気にはなったけれど、迷わず購入。往復で1万1千円くらい。スカイライナーが往復で5千円くらいかかったとしても、既存キャリアで羽田に行くより安い。

そして今週末となって、いざ東京へ。
成田についてみると、自分でも驚いたけれど、「航空券代が安く済んだのだから」と財布のひもが緩くなる。二日酔いで気持ち悪かったんだけど、成田で寿司など食べてしまった。

この「航空券代が安く済んだのだから」ってのが結構重要なポイントになる気がする。航空券代が安く済んだのだから、普段なら贅沢だと思うけれどちょっとこれも買ってみよう、食べてみよう…となることが増えてくるんじゃないかと思う。臨時収入を得た感覚になっている。

日本も「フラっと飛行機に乗る」時代になったように感じる。その主演はLCC、助演はスカイライナーだ。
3連休に限らず普通の週末に、東京都心からフラっとスカイライナーに乗り成田に向かい、少し贅沢な昼食を取った後、1週間くらい前に買ったLCCの航空券で新千歳空港へ。札幌で蟹とラーメンを食べて、またLCCで戻る。あるいは、札幌から東京へ。そんな時代になった。

これは北海道にとってはチャンスでありピンチだと思う。これまで、津軽海峡は深かった。少なくとも、「気軽に」渡れるようなものではなかった。
しかし、LCCが津軽海峡を埋めた。人々が「気軽に」東京と札幌を往復する時代。札幌→東京の流ればかりではなく、東京→札幌の流れを作るのが、これからの北海道の課題だ。

2012年10月31日水曜日

カーシェアリング始めました。

先週土曜日、カーシェアリング・サービスのタイムズプラスの契約をし、土日の2日間利用してみました。

北海道で暮らす上で、やっぱり自動車があると便利。札幌なら地下鉄やバスを乗り継いでいろいろなところに行けるっちゃ行けるが、雑誌やWEBで美味そうなラーメン屋を見つけても大抵「○○駅から徒歩20分」とか「○○駅からバスで10分」とかのところにあって、正直これはクルマが無いと厳しい。

だからクルマが欲しいなとは思っていたが、導入にかかる費用はともかく、維持費が恐ろしい。税金だけじゃなく定期的なメンテナンスは必要だし、駐車場代やガソリン代もバカにならない。放っておいても月に3万円くらいはかかってしまう。放っておかずにガシガシ利用すれば利用するだけ費用はかかる。

そう思って、今年の春に見つけたタイムズプラス、契約しようかずっと迷っていたけれど、今回の札幌観光を機に契約してしまった。

タイムズプラスの仕組み・特徴

詳細は公式サイトをご覧いただくとして、簡単に仕組みや特徴を箇条書きで並べてみる。

基本的な仕組み

全国のタイムズプラスに停まっている専用のクルマを、WEBや電話から予約して、IDカードで鍵を開けて利用する。結局はレンタカーなんだけど、その仕組みが画期的。
クルマは、例えば札幌市内だと至る所に停めてある。


コストは、「初期費用」+「月額基本料金」+「利用料金」

  • 初期費用(カード発行料)=1,500円
  • 月額基本料金(個人プラン)=1,000円
  • 利用料金(ベーシック車種)=200円/15分

月額基本料金1,000円はそのまま利用料金として使えるので、月に1時間15分までは追加料金が発生せずに利用出来ることになる。

素晴らしいなと思うのは、ガソリン代がかからないこと。クルマの中に提携ガソリンスタンド(GS)のカードが積んであって、提携GSに行けばサインだけでお金を払わずに給油できる。
これはいい。通常のレンタカーだと、6時間で5,000円くらいの利用料金のほかに、最後にガソリンを満タンにして返さなければならないというトラップが控えているが、タイムズプラスなら6時間乗ったら3,900円(パック料金)ポッキリ。

しかも、給油や洗車をするとクルマの利用料金から200円の割引が受けられる。「そろそろガソリンが半分になったな」と思ったら、近くの提携GSに寄って満タンにする。するとタンク内(?)のセンサーが反応して、自動で利用料金から200円(15分)分割引してくれる。「みんなで大事に使おう」という精神なのか。

クルマは至る所に停めてある

通常のレンタカーは専用の店舗を構えていたりGSに併設されていたりして、そこまで歩かなきゃいけない。そして、大手は駅の近くに店舗があるけれど、格安レンタカーをさがそうとすると駅から10分とか歩かなきゃいけなかったりする。

が、タイムズプラスはコインパーキングのタイムズ24にクルマが停めてあって、タイムズ24ってのは往々にしてアクセスがいいところにある。

例えば、タイムズプラスが利用出来るタイムズ24の分布は、札幌市内だとこんな感じ。
中心部から外れると確かにタイムズプラスが利用出来るタイムズ24の数も減るっちゃ減るけれど、それでも駅近で便利。

各駐車場に1〜2台のデミオが停めてあって、それをWEBから予約した上で専用カードで鍵を開け、勝手に乗り込んで利用する。

リアウインドウのセンサーにカードをかざすと鍵が開く。車に乗り込み、グローブボックス内に置いてあるキーを取り出す。そのキーでエンジンをかけ、普通に発進。それだけ。

予約は大抵空いている。今回は札幌駅前の車を使ったが、土曜日は13時半から20時半まで、日曜日は15時半から18時くらいまで、バッチリ空いていた。もっと人気が出るとどうなるのかわからないけれど。

予約はPC・スマホ・携帯から


クルマの予約はPCやスマホ、携帯から簡単に出来る。すごく簡単。別にコールセンターに電話をして「ええと、今日の9時から1台予約したいんですが…。6時間で…。」とかいうやりとりをしなくてもいい。しかもクルマが空いていれば、乗車の3分前までなら予約ができる。

だから、札幌駅のカフェで雑誌を読んでいて、「そうだ、ここに行ってみよう」とかふと思い立ったその場でiPhoneから駅前のクルマを予約、歩いて行って乗車、みたいな使い方も全然出来る。

予約は2週間前から可能なので、予定が決まっている場合なんかは先に押さえておくこともできる。もちろん変更・取消も無料で可能。

車種はマツダ・デミオが多い

利用料金は「ベーシック」(200円/15分)と「プレミアム」(400円/15分)の2種類があり、プレミアムにするとBMWなんかもあるみたいだけれど、これは東京と大阪にしか無いようだ。

ベーシックは、他の都府県・市町村はわからないが、札幌だとデミオが多い。5人乗りで、荷物も積めて、ちょいのりにはちょうどいいサイズだと思う。大人数での旅行なら最初から普通のレンタカー屋で大型車を予約しておけばいい話だし。

入会方法は「クイック入会」が速い

タイムズプラスの利用には会員になる必要があって、入会方法は「インターネット入会」と「クイック入会」の2種類がある。前者はインターネット上と郵送だけで手続が完結するので、免許証のコピーを送ったりして最短でも5営業日ほどかかる。

後者は、インターネット上で基本情報を入力後、マツダレンタカー等の事務所に行き、10分ほどでカードを発行してもらえる。今回僕はこの「クイック入会」を利用した。

土曜日の9時ころに「そうだ、せっかく東京からの友人を案内するならやっぱりクルマがいるな。千歳空港までクルマで迎えに行ってやりたいし」と思い立ち、昼の12時10分にはマツダレンタカーの店舗でカードを受け取り、札幌駅で昼食をとったあと、13時半には国道36号線を南下し始めていた。すごく速い。もちろん、あなたがマツダレンタカーの店舗の近くに住んでいるのならば(そして近所のタイムズプラスに空車があるのならば)、思い立った1時間後にはクルマに乗っている、なんてことも十分に可能だ。


実際に使ってみて

使用感はほとんど上に書いたけれど、実際に使ってみて気がついたことを何点か。

車内に忘れ物をした

土曜日に使った際、iPod touchをクルマのAVシステムにBluetoothで接続して使っていたんだが、降車の際にiPod touchを後部座席に置きっぱなしにしてしまった。
降車後1時間以内なら1回だけ鍵を開けられる仕組みになってはいるが、気がついたのは翌日曜日の朝10時。

入会時にもらったパンフレットや公式サイトの情報を読み込んだ後、すぐにコールセンターに電話。コールセンターのお姉さんは、落し物の届け出が出ていないことを確認した後、パンフレットどおりに「15分だけ予約を取る」ことを薦めてくれた。そして「現在別の方がクルマを利用中」であることを教えてくれた上で(現地にクルマを見に行っているし予約ページも見たから知っていたんだけれど)、「その利用が終わった直後に15分予約を取る」ことまで電話中にしてくれた。すごく感じの良い対応で、こちらも何度もありがとうを言った。

先客は15時までの利用だったので、間を15分あけて15時15分から15時30分までの予約。15時にはタイムズ24で先客の帰還を待ち、入ってきたクルマに乗っていたお姉さん方に近づくと、「iPodですよね?笑」と、笑顔でiPod touchを渡してくれた。いい人でよかった。
僕らはその場でiPhoneから15分の予約を3時間に延長し、羊ヶ丘展望台へ。

しかし先客のお姉さん達には悪いことをした。たぶん、札幌以外の土地から観光に来た人たちだったんだろうに、楽しい旅行の中に僕のiPodを気にさせてしまって、申し訳なかった。

とにかく、iPod touchは無事帰ってきた。悪い人なら知らんぷりを決め込むんだろうが、いい人達でよかった。

車内は禁煙

全車禁煙。これはまあ当たり前だ。喫煙車/禁煙車が設定されているレンタカー屋ならともかく、タイムズプラスはみんなで1台の同じクルマを使う。非喫煙者への配慮は当然だろう。
しかし、僕の友達は2人とも喫煙者。札幌〜小樽の長距離移動になるとちょっとしんどかったようで、停めるたびに2〜3本タバコを吸っていた。


と言った感じで、タイムズプラスにはまりそう。放っておいても月1,000円はかかるわけだし、これからもちょこちょこと利用しそうだ。
札幌はこれから冬に入り、運転にこれまで以上に注意を払わなければいけなくなるが、それでも地下鉄の無いエリアにラーメンを食べに行ったりと、生活の幅が広がりそうだ。家から徒歩3分のところに1台停まっているし。

以上

2012年10月11日木曜日

思い出をコレクション。

風邪ひいて夕方から6時間くらい寝ていて、全然眠くならないのでチラ裏的なエントリを。

iTunesで、中学時代以前、高校・浪人時代、大学時代、社会人になってからという年代と、春、夏、秋、冬の四季の2軸で切ってプレイリストをつくってみて、色々気づきがあった。非常に個人的な問題であって、一般化も出来ないし、何の役にも立たないのだけれど。

プレイリストが一番大きくなるのは年代を問わずやっぱり秋だった。秋には色々な思い出がある。


音楽って、写真以上に思い出を深く芳しく思い出させてくれる気がする。
たとえば、大学時代の終わりにゼミ生と四国・中国地方に旅行に行ったんだけど、そのときの写真を見るよりも、宿のふとんの中でiPodで聴いていた曲を聴いたほうが、四国・中国地方の景色が頭の中で存在感を増してくる。

そんななか、今年に入ってから新しい曲をほとんど聴いていないことに気がついた。アルバムでいうと7枚くらいは新しくiTunesに登録しているみたいだけれど、「音楽との出会い」みたいなものはあんまり無かったみたいだ。きっと、これは将来もったいない思いをするに違いない。週末にTSUTAYAに寄らなくちゃ。

2012年10月3日水曜日

友達は増えていく過程が面白い。

人間ってのは関係性が近づいていく過程が面白く、モノってのは手に入れて使いこなせるようになるまでが楽しいもんなんだと思う。

大学に入ってすぐの時期、サークルの新歓とかで知らない同級生や先輩と話すのって、不安だけどむちゃくちゃ楽しいもんだと思う。でもそこで知り合った人の中で、卒業時まで親しく出来る友人になるような人ってのは、きっとごくわずかだ。

2010年初頭、友達がiPhoneを持ってるのを見て、便利そうだと思ってガラケーからiPhone 3GSに機種変更した人ってのは多いんじゃないかと思うけれど、その人達はiPhoneを手に入れた直後、きっと、誰にも言わないけれど叫びだしたくなるくらい楽しかったんだと思う。っていうかたぶん部屋で叫んでいたんだと思う。でもそういう人たちは、2年も経つときっと手に入れた当初よりはiPhoneに触らなくなっている。

10年経っても20年経っても続く友情ってのはきっとむちゃくちゃに少なくて、家族以外とはそういう関係を続けられていない人がほとんどなんだと思う。
子供の頃から使っているモノを、20代になっても(壊れていない限り)使い続けている人っていうのもきっとほとんど居ない。

人間の関係性も、モノへの愛着も、きっと滅多に続かない。
友情は新たな友情へと更新され、お気に入りのおもちゃは新しいおもちゃに買い換えられる。

プロダクトライフサイクルってのはきっとそういうことなんだろうと、ふと腹に落ちた。

もちろん、中には(家族以外で)ずっと続く人間関係もあるし、ずっと使い続けているお気に入りのモノはあると思う。「出来上がった関係性」を成熟させていくことが出来る人、ってのは確かにいるし、そういう関係性ってのも確かにある。
でも、それは希少だ。希少だから、ずっと続く人間関係やモノとの関係はドラマになってもてはやされる。

人間の関係性も、モノへの愛着も、きっと滅多に続かない。続いているのはレアなケース。100人のうち100人が小学校の頃の友達と今でも仲良しなんてことは無い。
「出来上がった関係性」を成熟させていくプロセスは、とても難しいし、その面白さは簡単には理解されない。

だから、「出来上がった関係性」を可視化・固定化しきってしまったmixiは廃れ、それを一旦リセットして新たに組み上げていく楽しみを提供してくれるFacebookが流行る。

mixi上で友達が書いた日記に気の利いたコメントをし、自分の書いた日記にもコメントをもらう、なんてサイクルを回し続けるのが楽しいはずがない。限界的な楽しさみたいなものは、徐々に小さくなっていく。

mixiがそうであったように、いま楽しんでいるFacebookで、10年後も「いいね!」なんて言っている姿が想像できない。「ソーシャルグラフ」を構築・可視化・固定してしまうことの宿命なんじゃないかと思う。だから、つながりがゆるやかなTwitterは残り、Facebookはきっと廃れるんだろう、と思う。

そんなことが、ふと腹に落ちた。でも腹減った。夕飯何食べよう。

2012年9月24日月曜日

GL01Pに関するメモ。

2007年春に大学に入り、学生寮に入った。
この学生寮、90年代前半に建てられたものだが、「インターネットが使えない」ことがその特徴だった(もちろん入るまで知らなかった)。
大学1年生という時代にも終わりが近づいた頃、2007年の冬にようやく工事が入り、寮生はこぞってプロバイダと契約をし始めた。僕もプロバイダと契約をして有線でネットを使うことにしたが、入学してすぐの時点でどうしてもネットが使いたかったので、同年5月にイー・モバイルのD01NXを契約していた(*1)。フレッツ光の契約後も、イー・モバイルは解約せずにずっと使っていた。Let's note CF-W5とD01NXの組み合わせは最強だった。

大学4年の初夏に初代iPadを買うときになって、D25HWに機種変更をした。
寮はとっくに出て、新しいアパートではネット回線を引いていなかったので自宅でもD01NXを使っていたのだけれど、これではiPadをネットに繋げない。そんなタイミングで登場したD25HWにはすぐに飛びついた。

社会人になり、会社の寮に入った。この寮は古い建物で、今年で築34年になる。ネットは「最近使えるようになった」とのことだが、よくわからないプロバイダ1社しか選択肢が無く、料金もかなり高い。だから、新しく買ったiMacにもD25HWをつないで使っていた。
D01NXはCFカード型だったので長時間接続しっぱなしにしても機械自体のトラブルはなかったが、D25HWは単体で持ち運ぶことを前提に作られた製品で、連続使用していると電池パックが徐々に膨らんできた。

そろそろ限界かなあと思っていた今年(2012年)春、イー・モバイルの担当者からの電話で、GL01Pを知った。なになに、LTE?それ光並の速さなの?しかもこの電話1本で機種変更・本体送付してくれるの?月額料金もいまより安くなるの?すごいやんかあ、ということで契約し、今に至る。

このGL01P、さすがにD25HWと比べると速いんだけど、最近不便な点が見えてきた。
いまの使用感などを箇条書きでメモしておきたい。


  • LTEはやっぱり速い。YouTubeの読み込みも、動画の長さにもよるが一瞬。読み込み待ちになることも少ない。
  • 電池のもちは、あまり外に持っていかないからわからない。
  • iMacのUSBポートにつなぎっぱなし・電源入れっぱなしにしているが、特に電池部分が膨らんだりといった事象はまだ起こっていない。
  • そもそも、電池パックは交換出来ない形式。
  • 最大10機まで接続できるので、iMacもWi-Fiで接続しているし、iPod touchもiPadも、ときにはiPhone4SもWi-Fiで接続して便利に使える。
  • GL01Pには新しいSIMが同梱されていて、機種変更というよりは解約・新規契約というかたちになる。
    • だから、D01NX→D25HWと使ったSIMカード(赤SIM)は、GL01P到着後一定期間が経つと使えなくなる。
    • (端末の話ではなくなるけれど、)解約・新規契約なので、当然番号は変わる。
      • My EMOBILEにアクセス出来なくなる。
といったところまでが既に思っていたことで、最近知ったのは、
  • D25HWまでは端末毎にIPアドレスが振られていた(グローバルアドレスを取得していた)が、GL01Pではプライベートアドレスしか振られていないので、「みんなでひとつのIPアドレスを使う」状態になる
    • つまり、他の人がアクセスしたものであっても、サーバー側から見れば「同じ人がなんどもアクセスしてきている」ように見える
    • なので、アクセス制限により引っかかりやすいようだ
      • たとえば、FC2動画。いつアクセスしても動画が観られない
      • 「○○分に1回」しかアクセスできないようなサイトにもアクセス出来ない
    • 端末毎にグローバルアドレスを取得できるプランは最近になって始まったが、月2GBまでは3,380円で、それを超える場合は2GB毎に2,100円かかるらしい。現実的じゃない
    • GL01Pに同梱されてきた新SIMをD25HWに差しても、グローバルアドレスを使えるようになるわけではない。
  • また、ポートの開放が出来ない
    • つまり、ポートを解放しなければ使えないサービスは利用できない
ということ。まあ速いからいいんだけど、いろいろ制限されてしまうよね、ということに気がついてちょっとだけどうしようか考えてる。


(*1)でも全館鉄筋コンクリ打ちっぱなしな造りだったので、部屋は圏外。上述の通りプロバイダと契約するまで、唯一電波の入る共同スペースまでわざわざ出てネットをしていた。

2012年9月18日火曜日

結婚を考える歳になりましたが。

7月に25歳になったけれど、最近は「結婚」についてちょっとだけだけど考えてしまう。
マンガ『サイコメトラーEIJI』(連載は90年代後半)で、女性刑事の志摩さんが25歳になっても結婚していないのをみて、主人公の妹が「クリスマスケーキ」と表現していたのが忘れられない。25歳までが結婚適齢期で、それ以降は25日を回ったクリスマスケーキのように叩き売りされる、という皮肉。

職場の先輩とかが続々と結婚していて(入籍のみだったり式をあげていたり。この週末に同い年の先輩が入籍した)、親からは「あんたもそろそろだね」「26〜27歳くらいには結構かね」とか言われるけど、現状ではまったく魅力が起きない。

もちろん、結婚した人たちのことは心からめでたいと思ってる。涙を流すくらいうれしいことだったりする。
そしてもちろん、将来的には結婚したいと思っている。家庭を持って、にこやかに暮らすような時期は楽しみだったりする。

でも、「僕が」「この地で」「この歳で」結婚しちゃうって、よくとれば「身を固める」ことだけど、僕には「どこにもいけなくなる」ことに思えてしまう。

「いい年してふらふらして」とかいうのが、悪いことに思えない。羨ましく思う。ふらふらしていても生きていけるようになりたい。
ある種の能力や強さがなければ、ふらふらしていたら死んでしまう。ふらふらしていても生きていける能力や強さが欲しい、と思う。

ああ、3連休が終わってしまった。

2012年9月14日金曜日

新宿と言えばEPSON。

http://www.garbagenews.net/archives/763352.html

大学1年の5月、サークルの新歓合宿の買出しで初めて新宿歌舞伎町入り口らへん(靖国通りのドン・キホーテ)を訪れて、やっぱり印象的だったのがEPSONの看板だった。新歓合宿で迎えられる側だったのになぜか新入生の僕が買出しに参加するという。

それからも靖国通りを通るたびにあのEPSONの看板の存在感は大きかった。

気がついたらあの看板なくなっていたものなあ。なんだか寂しいよなあ。

今日、プリンターを買い換えました。我が家は1996年からずっとEPSONです。

2012年9月4日火曜日

moumoonの季節がやってきた。

大学2年の秋、入学したばかりの自動車学校が潰れた。

学内のサークルで大学祭の出店の準備をしていたんだけど時間になってもなかなか来ないメンバーが居て、「遅いけど何をしてるんだろう」という話の中で、「そういえばあいつが通っていた自動車学校、潰れたらしいな」と聞いた。「へえ、かわいそうに」とか思っていたけれど、寮に帰ったら郵便受けに1カ月前に入学したばかりで1度も通っていなかった自動車学校からの郵便が入っていた。さすがにその日の晩は熱が出た。

結局、大学生協経由で別の自動車学校に入ることが出来た。秋も深まった11月末頃、雨が降る午後に入学手続をしに行ったのを覚えている。京王線柴崎駅そばの自動車学校。あとから聞いた話だけど、ここは「合格率都内No. 1」の教習所として有名だったらしい。それと同時に、「卒業生の事故発生率都内No. 1」でもあったそうなんだけど。入学金・授業料は全額大学生協が立て替えてくれた。

3年の夏休みの終わり頃、入学手続き以来一度も訪れていなかったこの自動車学校から電話が来た。「期限が迫っているよ!」という話だった。よく覚えていないけれど、入学から一定の期間のうちに仮免を取らないと全部パーになるらしい。そこからはこりゃまずい、と思って毎日のように通った。

10月が終わり、11月に入って、「ひと雨ごとに秋が深まる」時期も大体終わって秋が深まりきった頃を迎えても、僕はまだ京王線に揺られてこの自動車学校に通っていた。京王線は、新宿〜明大前くらいは都会らしい街並みが車窓に広がるけれど、そこから調布まではほとんど田園地帯になる。芦花公園とか実に田舎だ。八王子と変わらん。

この頃に、初めてmoumoonを聴いた。教習所で、次のコマまで時間があって、休憩室でのんびりしていたときだったと思う。『青い月とアンビバレンスな恋』が有線のスピーカーから流れてきた。当時は、西野カナとか加藤ミリヤあたりを例に出したり、AKB48と嵐がオリコンチャート独占〜とか言ったりして、JPopの衰退を声高に叫び始めた時代だった。そんな中で、場末の教習所のスピーカーから流れてきたこの曲はどこか違って聴こえた。



あれから3年、秋と言えばmoumoonな訳です。去年の10月に東京に遊びに行って、ひとりで空港から友達の家まで深夜に歩いたり、自転車を借りて山手線の内側を走り回っていたときも、ずっとmoumoonを聴いていた。

また、秋がやってきた。まだちょっと暑いけれど、9月はどうしようもなく象徴的に秋の始まりだと思う。
京王線、調布、自動車学校、雨、蒲田、国道15号、深夜2時、恵比寿、自転車、青山。そういったキーワードが出てくるような気がする。







2012年9月3日月曜日

グレーな方がいいときもある。

非常にくだらない話なんだけど。

ルールにはグレーゾーンがあった方がいいときもあるんだと思う。

9月に入って、仕事がちょっと暇になって。もちろん何かしらすることはあるので暇ではないんだけど業務中少しだけ心に余裕が出来て。
すると眠くて眠くて。いつもは昼食をとった午後、15〜16時頃が眠気のピークなんだけど、今日は寝不足で午前中から眠くてしょうがなくて。

どうやったら眠くならないかなーなんてこの半年ずっと考えてきた。
もちろんいちばんいい答えは「仕事に熱中してないから眠くなるんだ。熱中しろ!のめりこめ!そうすれば眠たくなんてならないはずだ!」みたいな感じなんだろうけど、無理だよ。「いつでも・どこでも寝れる」を特徴として四半世紀生きてきたんだ。どんなに楽しくても眠くなるときは眠くなる。

コーヒーを飲む。フリスクを食べる。栄養ドリンクを飲む。これらも試したけれど、全部駄目だった。常にコーヒーを飲みながら仕事できれば頑張れるんだろうけど、机での飲食は(明文化こそされていないものの、暗黙のうちに)禁止されている。

そんな中たどり着いた答えは、「眠たくなったら1回寝る」こと。
中高生の頃とか、授業中に眠くなって、居眠りしちゃって、それから目が覚めるともうひとつも眠たくないってことはみんな経験していると思う。
僕は中学のときには、塾でどうしても眠たくて、ひたすらに戦っていたんだけれど1回がくんっと落ちてしまって、そこからの数十分は眠たくならないどころかものすごい集中力を発揮できたのを覚えている。

だから最近は、どうしても眠たくなったら1回トイレの個室に入って、iPhoneのアラームを4分にセットして寝ちゃうことにしている。これ職場の人にバレたらなんて言われるんだろう。でも、眠気と闘いながら朦朧とした頭で60分机に向かって何にも産まないくらいなら、4分トイレで寝て、56分集中したほうがよいと思うわけで。

んでふと「昼寝を許容してくれたらいいのになー。食堂で15分くらい寝ていても怒られない文化ってうちの職場に生まれないかな」とか思ったけれど、これは非常にまずい。
「お前昼寝タイム使ったんだからきっちりやれや」みたいな空気ができたらこまる。

周りの話を聞くと、先輩方の中にもこっそりトイレで睡眠をとっている人はいるみたいで。そういう人たちと、こっそり「やっぱ寝ますよね」みたいな話を共有して、みんなで力を合わせて頑張る職場の方が僕はいいと思う。あえて大きな声では言わないけれど、みんなやってるよね、という。そういうグレーゾーンを許容する職場が今は居心地がいいです。科学的にみてそれが成果につながるのかどうかはわかんないけど。

2012年9月2日日曜日

「じっくり考える場所」が欲しい。

学生時代と今とで、思考の深さと広さが変わったなあと思う。むちゃくちゃ浅くなったし、狭くなった。

もちろんいろんな理由があると思う。1日の大半は仕事をしているわけだし、仕事ってのはじっくり考えている余裕なんか無かったりするし(もちろん思考の深さと広さは求められるけれど、それよりも求められるのはスピード)。さらに、仕事が終わって職場を出るとクタクタになってしまっていて考える体力が無かったり。そもそも、老化もあるんだろうけれど。

ふと思ったんだけど、僕は学生時代に「どこ」でモノを考えていただろうか。
サークルのことを考えたりだとか、ゼミのことを考えたりだとか、大学の試験勉強だとかって、どこでやっていただろう。どんな場所で考えるのがいちばん思考を深く広くしていただろう。

自分の部屋ってあんまり物事を考えられなかった。これは今でもそうで。
思いつくのは、マクドナルドだったり、デニーズだったり、タリーズだったりする。
それも大抵、A4のレポート用紙かLet's noteを目の前に置いて。

自分が物事を考えるときって、思い返すと、何か「書く」ことに集中することが出来る場所だった。
だから自室はダメだ。自室の机の上には、いまもむかしも、色々なものが転がっていてモノを書くなんてとても出来ない。「じゃあ机の上を片付ければいいじゃないか」って、そんなの無理だ。20年前から僕の机の上はゴミだらけだったんだ。

モノを書くことが出来る場所が欲しい。この札幌で。
というわけで、業後はやっぱりカフェに行くことになるのかなあ。

2012年8月29日水曜日

時代は変わっても、味は変わらない。

「時代は変わっても、味は変わらない」は香港の「翠華餐廳」(すいかレストラン)(*)のキャッチコピー。

2001年、中学2年の夏、モーニング娘。を聴きまくっていた。と言っても「ベスト! モーニング娘。1」をMDに入れてひたすらリピートしていただけだけれど。それでも中学時代のいくつかある思い出のひとつに、モー娘。は間違い無く入っている。当時はちょうど5期メンバーのオーディションをやっていたりしていた。

そのころちょうど松浦亜弥もデビューしたところで、「LOVE涙色」なんかはほとんど毎日TVで流れていた気がする。このころまでは、歌が上手くて好きだったのを覚えている。

が、その翌年、2002年になって出したシングル「♡桃色片想い♡」あたりからもう自分の中ではダメだった。
さとう珠緒とか小倉優子とかもそうだったけど、あのぶりっ子なキャラが駄目だった。ついていけなかった(そもそもそんなについて行っていないけれど)。



というよりも「調子にのってんな」と思ってしまったのがよくなかったのかも知れない。


それから7年経った2009年、むちゃくちゃかっこよくなってるじゃないですか。

味がある。



(*)「すいかレストラン」って、「いるかホテル」みたいでなんか好き。

2012年6月24日日曜日

忙中に閑を求めて。


これまで海外は

  • 韓国
    • ソウル
  • 中国
    • 上海
    • 成都
    • 北京
    • 青島
  • 香港
と東アジアにしか行ったことがないのだけど、その経験の中でも上海と香港が強烈で、どうしても今のうちに(5年とか10年とか経たないうちに)もう一度行っておきたくて、今年の夏休みは香港に行くことにした。

そう、夏休み。9連休を取ることが出来る業種なのでばっちり取った(ここで取りたいです!と時期を申請した)。

しかしながら、世の中には「業種によって忙しい時期」というものがある。
米農家なら春と秋は田植えと稲刈りで忙しいし、税理士の先生なら3月決算の中小企業の決算事務で5月が忙しい。そしてその忙しい時期の中でも特に集中してクソ忙しい時期というものがある。
同じように、我が職種にも忙しい時期があって、その中でもある1週間がクソ忙しくなる時期というのがある。しかしその1週間が1年でいちばん忙しいなんてことは露も知らなかったペーペーであるわたくしは、その1週間に休みをぶつけてしまった。

札幌東京間の往復航空券は既に決済した。東京香港間の往復航空券も今日決済した。もちろん格安航空券、キャンセル料は50%〜100%の率でかかる。

さらに、いま僕の頭の中は「宿はどうするか?」でいっぱいである。
「香港に4泊するうち、何泊を安宿にして何泊を高級ホテルにしようか。高級ホテルはどれくらい高級にしようか。せっかくだからマンダリンオリエンタルとかマルコ・ポーロとか行ってみっか?うわー服はどんな格好で行けばいいんだろう!ペニンシュラにジーンズはまずいかな!?うーん、3万円OVERの超高級ホテルじゃなくて、8,500円位の中級ホテルにしようかな…」ときたもんである。そしてそろそろ予約・決済しちゃおうとさえしている訳である。

果たして僕は夏休みを取れるのか!?キャンセル料は払わなくても済むのか!?

ところで、なぜその1週間がクソ忙しくなるのかというと、2か月ほどかけてやる仕事の締切りがその時期だからである。ならば、前倒しで仕事を終えれば、その1週間はさほど忙しくはならないはずである。もちろん、自分の仕事だけ終わらせればいいなんて情けないことは言わない。職場全体の仕事を早めに終わらせなくてはならない。先輩方の仕事にも進んで手を出してやっつけていく。するとどうだろう、量が質に転化して仕事は出来るようになるわ、先輩方からは頼られるわ、夏休みはエンジョイできるわで、バラ色じゃないか。

というわけで、明日からは死にものぐるいで働いて素敵な25歳の夏休みを送りたいと思うわけです。でも明日から研修なので、研修明けからバリバリやることにするわけです。終わり。


2012年6月17日日曜日

衰えたのか、状況が変わっただけなのか。

リアルグラフへの違和感 - naoyaのはてなダイアリー
なんか facebook のコメント blog とかに表示するやつに投稿されてるコメント、なんか素直に読めない感じのコメントが多い。・・・うまく言葉にできないので過激な言い方をすると気持ち悪いと感じるというか。ひどい言い方で、すみません。
実名とかで現実のアイデンティティを担保にとれば、コメントとか炎上もなくなってまともになるでしょうって話だったけれど、facebook でそれが現実になってみたが結果的にはぜんぜんまともじゃなかった。
アイデンティティが現実世界のそれだから、いろんな意味で発言の評価が本人に結びつけられた場合のフィードバックが強すぎるんじゃないだろうか。書く側は、なんだか立派なことを言ってみたり思ってもないことを言ってみたりと格好つけるし、読む側からの印象としてはそれ全部がひどいポジショントークに見えてしまって気分が萎える。
 大学1年生の頃が「人生でいちばん楽しかった時期」だなって思えるのは、こういう文章を読んだ時に「個/集団」とか「オンライン/オフライン」とか「匿名/実名」とかってキーワードからなんやかんや考え始めて、間違っているとしても1つの仮説までは考えてたなーと思うから。頭悪かったけど(いまでも悪いけど)、最後まで自分で考えて答えを出していた。そのプロセスってやっぱりむちゃくちゃ楽しかった。

社会人になってからか、することが増えて、しなきゃいけないことが増えて、「とりあえず」の答えばっかりになっている気がする。
もちろん、大学1年生の頃に出した「答え」だって「とりあえず」のものでしかなかったけれど、それでももう少し深く広く考えていたと思う。

そして多分それは、僕の場合、そのテーマが自分の興味のあること/好きなことであったからと、1つのことを考え始めたら何にも邪魔されない環境が出来ていたからだと思う。授業は行かず、部屋にこもって、あるいは新宿や渋谷のカフェに出かけて、ノートに向かったり、パソコンに向かったり、時にはニコニコ動画を何時間も見たりして、何者にも邪魔されずに好きなことだけを考えられたから。そして、ぶつけたい時にぶつけたい相手に向かって意見をぶつけて、返してもらっていたから。
いまは、何かに興味を惹かれてもそれよりも明日の仕事の段取り考えなきゃーあれもしなきゃこれもしなきゃーってなって、思いついた時点で思考停止。

大学1年生当時に考えていたことだって生産性ゼロだと思うけど(だって自分が好きなだけで誰かの役に立つようなことじゃないもの)、じゃあ今の状況は生産性が上がっているかっていうとやっぱりゼロなんだと思う。

この際生産性はどうでもいいや。好きなことじゃなくてもいいや。深く考えて、自分なりに答えを出す事の楽しさを手に入れられれば。
そしてあわよくば、自分の好きなことを考えられるようになりたい。レベルの問題はこの際置いておくよ。

そんなことをふと思った、久しぶりに暇な時間。

2012年5月4日金曜日

ジム(プール)デビュー。

学生時代から「行くぞ行くぞ」(≠IKÜZÖNE(※1))とは思っていたけれど、ついに本日ジムデビューしました。

飛び込んだのは自宅から徒歩3分、後ろ向きに歩いても5分のところにあるSports Club Zip麻生店

  
後ろ向きに歩く


というアレでここからはジム(プール)デビューのレビューと、Zip麻生店のレビューになります。Zip麻生店でジム(プール)デビューしたい方のご参考になれば。

そもそもの話

そもそもなんでジムに行きたかったかというとふたつ理由があって、ひとつは体力への不安がものすごかったから。
学生時代は1週間に1回は熱を出していたし、社会人になっても昼過ぎには集中力が切れて手が止まったりしてしまうし、退社後も疲れきってしまって毎日帰って夕飯食べて寝るだけの生活になってしまって、焦りを感じているところで。
「健全な集中力は健全な体力から生まれる」もんだと思ってるので、早急に体力つけなきゃな、と。

もうひとつは、緩みきった身体に喝を入れたかったから。BMIだけで言うとぎりぎり標準体型なんだけど、肥満という名の棺桶に一歩足が入っている状態で。
北海道は寒いので特に海とか行くつもりもないんだけど、それでもTシャツになることはあるので、Tシャツの似合う肉体が欲しいなあ、と。

で、トレーニングマシンとかもいいけど、1週間に5分も走るか走らないかくらいの身体にそりゃ無理だろうということで、まずはプールに行きたいと思っていた。肺活量を鍛えて、無駄なく脂肪を落とす。「運動できる身体」を手に入れるのが先決だろな、とか思っているところ。

事前準備

んでGWに入ったし覚悟を決めて、まずは昨日海パンを購入。
以前から「札幌スポーツ館」とか寄ってはみてたんだけど、どうにも気に入ったデザイン・価格のものが無かった。
そんななか昨日「川中スポーツがいいんじゃないか?」ということをWebで発見。早速行ってみると、欲しかったハーフパンツタイプの海パンを3,000円くらいでゲット出来た。スイムキャップと水中メガネも持ってないことに気づいたのでついでに購入。

本当は昨日から行きたかったんだけど、海パン買った時点でZipは閉店時間。おとなしくZipのサイトで情報収集して、昨日はおしまい。

いざZip

Zip麻生店は10時開店。まずは9時から寮の同期T君と寮のロビーのテレビではなまるマーケットを観る。何年ぶりだろう、岡江さんみるの。今日のはなまるカフェはももクロだった。もともと去年の夏くらいに「走れ!」を聴いて、T君とカラオケ行った時なんかにサビだけ歌ってたりしてたんだけど、正直T君はそのとき僕のこと(というかももクロ)をバカにしきっていた。僕も僕で、去年から注目してたのに周りは依然「AKB!AKB!」って言ってて誰も振り向いてくれなくて、「まあいいか」くらいにここ数ヶ月のももクロフィーバーもスルーしていた。が、今ではT君は「DVD買う!」とか言っちゃう始末だし、今日のはなまるカフェはやばかった。はまりそう。僕もそっち側に行っちゃわないように気を付けなくては。

とかなんとか言ってだらだらしてたらもう11時過ぎ。T君も僻地に(高速バスで(※2))帰省したことだし、カバンに荷物を詰めていざZip。

持っていった物:
  • 海パン
  • 水中メガネ
  • スイムキャップ
  • バスタオル1枚
  • ビニール袋(海パンを買ったときの袋)
服装・装備:
  • 下着上下
  • パーカー
  • ジャージのズボン
  • ふつうの肩掛けのカバン
  • ふつうのスニーカー

トレーニングルームとかを使うなら室内履きのシューズが要るそうなんだけど、サイトを見る限りプールだけなら必要なさそうだったので用意しなかった。
下着の替えとかは、とりあえず用意せず。
タオルもバスタオルを1枚だけ持っていった。
駐輪場があるのかどうかよくわからなかったし、そもそも雨降ってるので徒歩でZipへ。

受付

ここからは文章だけじゃすこし分かりづらいかも。
1階の玄関の前に立つと、まずドアが2つ。正面と右側。右側に靴を脱ぐ場所っぽいところがあったのでそこに入り、靴を脱ぎ下駄箱へ。10円を入れて鍵を閉め、開けるときに返ってくるタイプの下駄箱だった。鍵を持って、階段は無くエレベーターしかないためエレベーターで2階の受付へ。
実は玄関の正面のドアから入ると、外靴のまま2階まで上がれたらしい。そして2階で靴を脱ぐスタイル。まあ1階で脱いでも2階で脱いでもいいんじゃないかと思うんだけど。

サイトの画像通りの綺麗な受付に行くと、美人の受付嬢が出迎えてくれる。
普通なら「○○会員」ってのになって入会金+初期登録費と月額いくらの会費を払わなくちゃいけないんだけど、会社が法人契約していて1回1,050円で利用出来るのを知っていたので、その旨を告げる。会社の保険証を提示し、いろいろ説明を受けて、申込書に記入して、下駄箱の鍵を渡し、1,050円を払って、ロッカーの鍵を受け取り、同じく2階のロッカールームへ。この受付は10分くらいで終わった。もしかしたら、法人会員じゃない場合はもう少し時間がかかるのかも知れない。
あ、写真も撮られた。会員カードに使うんだと思う。柱の前に立って、お姉さんがデジカメでパチリ。ちょっと照れる///。

ちなみに法人会員の利用方法は「利用料都度支払い制」と「月会費制~法人クラブ会員~」の2種類があるらしく、前者が今回僕が利用した「毎回1,050円支払う」方式で、後者は月6,300円(?)払うことで使い放題になる方式らしい。サイトを見る限りだと8,300円となっているんだけど、サイトには乗っていない別の料金体系があるのか、うちの会社だけそういう契約になっているのかはわからない。

2階ロッカールーム〜プール前ロッカールーム〜プール

ロッカールームでは、正直大きいとは言えないサイズのロッカーがひとつ当てられていた。
受付のお姉さんの説明では「2階のロッカールームで水着に着替える」とのことだったので素直に水着に着替える。
しかし「ロッカールームを出るときは何か服を着てください///」とのことだったので、海パンの上から着てきたパーカーとジャージを着て、スイムキャップと水中メガネ、バスタオルと100円玉、ビニール袋を手に持ってロッカールームを出て、4階のプールを目指し階段へ。

4階にはまたロッカールームがあり、そこからまっすぐプールに出られるようになっていた。そのロッカールームでパーカーとジャージを脱ぎ、スイムキャップを持ってプールにつながる廊下へ。
このロッカールームは、「スポーツジム」のイメージよりは少し汚かったけれど、ロッカーが多少錆びていたりする程度のことで、全然気にならないレベル。そこら辺にある市民プールなんかと比べるとよっぽど綺麗だろうと思う。
このロッカーは下駄箱と同様、100円を入れて鍵を閉め、開けるときに返ってくるタイプのもの。鍵は腕に巻くタイプのもので、2階のロッカールームの鍵と合わせて2本の鍵を腕につけることになるのかと。

廊下に出ると、途中にシャワーがあって、その下をくぐってからプール室に出るようになっていた。ここのシャワーも若干カビとかがあって少しだけ「嫌だなあ」とか思ったけれど、大して気にせずプール室へ。

プール

プール室には、25mプールが1つ。レーンは(たしか)6つ。手前から、
1)フリーレーン
2)フリーレーン
3)スクール用レーン
4)スクール用レーン
5)フリーレーン
6)ウォーキング用レーン
となっていたように思う(はっきり覚えていない)。

サイトの写真と比べると明らかにボロかった(窓がやけに汚いとか)けれど、これもまあまったく気にならないレベル。
そもそも、小学校のプール授業は改築したてのプールを使っていたし、地元の市民プールも新築したての頃にしか使ったことが無かったので、「キレイなプール」しか使ったことが無かった僕はプールに対する要求水準が人より高いんだと思う。
なので「まあこんなもんだろ」と思い直して歩みを進める。

すでにプール内にはおばさま・おばあさま方が10人ほど。男性は1人もいなかった。
プール脇でうろうろしていると、インストラクターのイケメン(イケメンすぎて腹たった)が出てきて、レーンの案内をしてくれた。

こんな感じのイケメン

プールに入るのは8年ぶりくらいだったので、いきなり泳ぐのは怖く、まずはウォーキングレーンへ。2往復くらいしてからフリーレーンへ。
おばさま方は当初全てのレーンをフルに使っていたけれど、明らかに新参者な僕のためにレーンを1つ開けてくれていた。おばさまは2〜3人で1レーン、僕は1レーン独り占め。なんだかとても贅沢だ。

最初はただのバタ足で25m泳ぐ。息が切れたら立ち止まって息継ぎをして、またバタ足。
次にようやくクロール。お、いちおう形になっているぞ。伊達に小学校の頃地区大会予選3位の実績を持っちゃいないな、とか思ったり(※3)。

バタコさん

25mを2本クロールで泳いだあたりから息が苦しくなってきた。50mなんてとてもじゃないけど無理。25mでさえ怪しかった。
となりのレーンで泳いでいるおばあさま方は、ゆっくりではあるけれど立ち止まらずに25mクロールで泳ぎきるし、仕舞いにゃ「じゃあ最後にバタフライ1本行ってあがりますかね」とか言ってきっちりバタフライしだす始末。ババアすげえよ。
世の中のババアってすべからくマナーとか皆無なもんだと思っていたけれど、Zipのプールを利用しているおばあさま方はマナーもよく、決して上品とまでは言わないけれどすごくいい人達だった。

かく言う僕は20分ほどで息が上がって、「まあ初回はこんなもんだろ」とか言って上がることにした。イケメンインストラクターの視線が怖かった。「あのデブたった20分で上がるのかよw」とか思われたらどうしよう、と。でもすごく性格も良さそうな人たちだったので、たぶんそれは大丈夫、という安心感があった。しかしこの20分は長かった。当面の目標は50m泳ぎきれるようになることだなあ。

プール〜プール前ロッカールーム〜2階ロッカールーム〜受付

廊下を通ってプール前ロッカールームへ。ここで1人のおじさまとすれ違った。GW中日の昼間にわざわざジムのプールに来るような若者はいないんだろう。どうせみんな函館に遊びに行って「望楼NOGUCHI函館」とかに泊まってるんだろう。ちくしょうめ、俺も行きたいな。
ていうかそもそもこのジムの利用者層ってどうなってんだ?とか思っていたけれど、あとで壁に貼ってある小学生の大会の結果表とか写真とか見ると、子供たちの利用が多そうな様子。メインはおじいさまおばあさま・子供たちで、次いで中年男性・女性、20〜30代ってのはあんまり利用していないのかなあ、という印象。気楽でいいけど。

プール前ロッカールームでは、まずなんとなくシャワーを浴びてみる。もちろん海パンは履いたまま。シャワーはまず水が出てきてびっくりしたけれど、すぐにお湯になったのでよかった。トイレに寄ってから自分のロッカーの前に戻り、鍵を開けて海パンを脱ぐ。しまった、パンツは2階のロッカールームだ、とここで気づく。しょうがないのでフルチンでジャージを履き、地肌にパーカーを着る。洗面台のドライヤーで髪を乾かして、持ってきていたビニール袋に濡れた海パンやらを入れ、再び2階ロッカールームへ向かう。
このあたりで腕とか足とか全身がかなりだるいのに気づく。歩くのもふらふら。

ふらふら

2階ロッカールームで一旦ジャージとパーカーを脱ぎ、下着を着て再度ジャージとパーカーを着る。カバンに荷物を詰めて、受付へ。
このロッカールームの奥には風呂・サウナがあるそうなんだけど、疲れきっていたので寄らずに出てきてしまった。
2階ロッカールームと受付の間には休憩所があって、さっきは誰もいなかったのに今度は小学生で溢れていた。そのあと小学生のクラスなんかがあるんだろう。

受付でお姉さんに2階ロッカールームのロッカーの鍵を渡すと、仮の会員カードというものとポイントカードをくれた。会員カードは、正式な物ができ次第差し替えになり、ポイントカードは法人会員のもので、20回利用すると1回タダになるとのこと。ただしこれは「利用料都度支払い制」に限るもので、「月会費制~法人クラブ会員~」として利用する場合はポイントはたまらないとのこと。そりゃそうだ。

お礼を言って、きた道を戻って退館、帰宅。

まとめ

男性がプールを利用する場合に持って行きたい物:

  • 海パン(別に競泳用じゃなくてもいいと思う)
  • スイムキャップ・水中メガネ
  • バスタオル(タオルはこれ1枚あればいい気がする)
  • 替えの下着
  • ビニール袋(濡れた水着を入れるもの。なんでもいいと思うけど、2階ロッカールーム〜プール前ロッカールームの間で持ち歩くことを考えると、少し大きめにしておくとバスタオルも入れられるしいいと思う)
  • 10円玉1枚、100円玉1枚(財布の中に入っていることを確認)

ビニール袋はこういうのがいいんじゃないかと思う

これらを普通のカバンに入れて持っていけばいいんじゃないかと思います。
服装も、僕はジャージで行ったけれど、ロッカーがきちんと整備されているので、プールの利用だけなら銭湯に行く感覚で私服で行っても大丈夫かと。
また、駐輪場・駐車場も整備されているので自転車・自動車で行っても大丈夫。

というわけで今後も通いそうです。多分月会費制にして毎日20分くらいずつ泳ぎに行く。

な、長くなった…。


(※1) 高校生になるとDragon Ashもあんまり聴かなくなっちゃったけど、中学時代は馬場さんの大ファンでした。お悔やみを申し上げます。

(※2)T君は「最近流行りの高速バスだぜww」とか言ってたけど不謹慎すぎるだろ。

(※3)思えば小・中学生の頃は陸上・水泳はそこそこ出来るわ頭はいいわ顔もいいわピアノ弾けるわで、市内の別の学校の女子からはちょこちょこ人気あって浮かれてたなあ。でも1歩市を出るとその全てがボロボロすぎて、いかに井の中の蛙だったことか。世間ってば大海すぎ。

2012年4月8日日曜日

J!NS PC注文したったー。


J!NS PC(http://bit.ly/Ikx9h7 )注文したったー。2012年4月7日 - 23:19 via YoruFukurou
いまのメガネは新宿ミロードのJ!NSで大学4年の冬(2010年12月)に買ったもの。
高橋優が「素晴らしき日常」のPVの中でかけていたウェリントン型のメガネがかっこよくて、当時Air frameと『ワンピース』とのコラボが話題になっていたJ!NSで似たものを探して買った(さすがにもう型落ちしたらしい。 http://www.jins-jp.com/Products/Detail/number/MTR-12S-006/98/ これに似てる)。たしか7,990円だったと思う。

高橋優「素晴らしき日常」
名曲なのでぜひカラオケで歌っていただきたい。

1年間と3か月かけてきたけど、会社ではボロクソに言われていた。「それは銀行員のメガネではない」「コントのサラリーマンみたいだな」「お前ただでさえ顔怖いのに、そのメガネのせいでもっと怖くなってるぞ」。「銀行員のメガネ」ってなんだよ、、、。

髪を短くした日なんかは尊敬するサブカルパジャマトークの@gamellaさんにそっくりで別に嫌いではなかったのだけど、たしかに、僕の顔だとこのウェリントンメガネは知的かつ優しい雰囲気を出す力を与えてくれてはいなかった。

だから、業務中はメガネをかけずスーツの胸ポケットにいれていたりした。そのせいでレンズは傷つくし、いざという時に遠くが見えなかったりして、結構非効率的だった。あるときは、メガネをかけずに遠くの人を呼んだらなかなか振り向いてもらえず、メガネをかけ直して改めてみたら全然違う人だった、なんてこともあった。

そこでJ!NSでまたメガネを買いたいな、とは思ったものの、北海道にはJ!NSが無い。
店舗検索ページの「地図で検索」には「北海道」の記述があるにも関わらず、リンクは張られていない。早く北海道にも店舗を! 
そこで、J!NSのオンラインショップで買ってみることにした。J!NSでは、店頭で計測した度数情報を入力することでメガネを購入することが出来る(もちろんその他の買い方も出来る)。幸い、2010年に店頭で視力を測ってから視力はあまり変わっていないので、その時の情報をそのまま使うことにした。度数情報は保証書に記入されている。

買おうと思ったのはコレ。


サイズがきっちり表記されていて、手持ちのJ!NSのメガネのサイズ表記と比べることで大きさが把握できるし、「メガネ向いてHoi! / Salon de MEGANE!」というサービスを使って、自分の写真にメガネをかぶせてみて動かしてみることもできたので、インターネットでメガネを買うことに対してそこまでの抵抗はなくなっていた。

が、さすがにちょっとだけ抵抗が残る。4,990円という格安価格とは言え、いきなり度付きメガネを買うことはないんじゃないか。

そこで、twitterでRTされてきて知ったJ!NS PCを手始めに購入してみることにした。

会社ではPCに向かう時間<書類などに向かう時間なので多分会社にはかけていかない。
が、自宅では「目焼き」でおなじみのiMacに3時間くらい向かいっぱなしになることもあって結構疲れがたまるので、届くのがすごく楽しみ。

というところまでが本エントリの本旨。それ以上でも以下でも無いのだけど、ちょっと記録しておこうと思って。

2012年3月11日日曜日

「新生活を始める」という行為が好き。

基本的に飽きっぽく、変化が好きなので、「新生活を始める」という行為が好きだ。久しぶりにのんびりした週末なので思い出話でも。

思えば大きな「新生活」を始めたのはこれまでに3回あった。大学入学、学生時代の引越し、そして就職。

大学の合格発表を実家のPCで確認してからの数日は、まず実家で大学からの案内を受け取り、コンビニで航空券代を入金し、初めての自分のPC(富士通のFMV BIBLO)を買い、ANAの夕方の便で上京した。一旦練馬の親戚の家に泊まり、翌朝、大学と学生寮のある八王子へ行った。寮は大学の敷地の中にあった。生まれて初めての引越しは、引越し業者ではなく、宅配便を使った。実家から事前に送っておいたたくさんのダンボールを寮で受け取り、古い汚い部屋に運び込んだ。その日の夕方には新宿のヨドバシカメラで掃除機とプリンターを買い、慣れない京王線に揺られて持ち帰った。寮にはインターネットが通っておらず、5分ほど歩いて大学構内の無線LANの飛んでいる建物に行っては、色々とその街のことを調べた。数日経つと北海道から母親が上京してきて、伯父と3人で電器屋さんに行き、冷蔵庫と炊飯器とオーブントースターを買ってもらった。このときの冷蔵庫と炊飯器は今でも使っている。もちろん掃除機も。あとは、「とりあえず無印でものを買おう」と決めていた。新宿のルミネに入っている無印良品で、洗面器を買った。母親と秋葉原の電気街に行って、テレビのアンテナ線を買ったりもした。PCにつないで使うTVチューナーも秋葉原のヨドバシカメラで買った。これは半年ほどで壊れた。大学は山を削って整備された土地にあって、一部は多摩の原生林が残されていた。桜並木がとにかく綺麗だった。やっぱり部屋ではインターネットが使えなかったので、ホットスポットを契約して、毎日モスバーガーに行っては閉店までコーヒーで粘っていた。毎日が不安で、毎日が楽しかった。

大学3年の春には寮を出なければいけなかった。2年生の1月くらいから部屋を探し始め、3月の頭には住む街を決めた。大学の最寄り駅からは3駅離れていて、1度だけその街のボーリング場に行ったことがあった街だ。鉄道系の不動産屋さんで物件を見つけ、その足で街を下見して、次の日には住むことを決めると不動産屋さんに告げた。引越しは3月の下旬だった。寮生時代は、洗濯機は寮の備品にあったので必要なかったが、新しいアパートには無かったので買わなければいけなかった。やっぱり新宿のヨドバシカメラまで行き、売り場で一番安かった洗濯機を買った。その5畳ワンルームのアパートは、駅から徒歩で5分のところにあった。まずは、どこに何があるのかを知らなければならなかった。Googleマップで近所の地図を見まくったのを覚えている。駅のすぐそばには西友があり、西友には無印良品が入っていて、引っ越してすぐに買い物に行った。まとめ買いしようと思ったものが品切れしていて、店員さんに次はいつ入荷するかを聞いたら、「もうしないと思います」とぶっきらぼうに答えられた。どういうことですかと聞くと、「ああいうことですから」と壁の掲示を指さされた。あと1週間で閉店するらしかった。寮には机が備品としてあったが、この新しい綺麗な部屋には無かったので用意しなければならなかった。新宿のルミネエストに入っていた千円均一で白いレコードボックスを2つ買って、小田急線に2駅揺られた街にあるホームセンターで白い板を買い、レコードボックスの上に載せて机の代わりにした。東京に出ている、高校時代の友達がテレビをくれるというので、電車を乗り継いで川崎までもらいに行った。友達には後日、赤坂で3,000円のランチをおごった。ちなみにこのテレビは去年の7月に映らなくなった。新宿の千円均一はよく通った。レコードボックスは全部で12個買った。カーテンもその店で買ったし、イスもラグもその店のものだ。アパートのすぐそばを小川が流れていて、そこの桜並木も好きだった。夜更かしした次の日の朝は、寝ずにその小川沿いを歩いて牛丼屋に行って、牛丼を食べて帰って寝るというのが日常だった。

就職のために、北海道に帰ってくることになった。友達と神保町でラーメンを食べていると、母親からメールが来た。会社から、配属先と寮が決まったという通知が届いたということだった。この時点では卒業はまだ確定していなかったが、帰省のため航空券だけは買っていた。3月10日に卒業の確定を確認し、翌11日、12時半に羽田を発つスカイマークに乗った。新千歳空港に着いたのは14時過ぎ。いま思えば、スカイマークだったのによく定刻に出発し、定刻に到着したものだ。迎えに来てくれていた親の車に乗り、空港を出た。まだ千歳市内を出ないくらいのうちに、大阪の親戚からメールが来た。「こっちはあまり揺れていません」。なんのことだろうと思った。一緒に車に乗っていた祖母が「何か大きな地震でもあったんだろうか」というので、ラジオを付けてみた。どのチャンネルも、同じニュースを流していた。信号待ちで車が止まったときにちょうど余震が来て、初めて事の大きさを知った。この帰省では1週間ほど実家にいたが、実家は一度も揺れなかった。ただ、テレビは毎日同じニュースを繰り返していた。この帰省中に、実家から1時間半ほどかけて車で札幌に行き、母親と立ち食いそばを食べてから職場に挨拶に行った。その足で寮も見学した。玄関を開けたとたんにタバコの匂いが立ち込めていた。壁は古く、ところどころはがれていた。

引越しと卒業式のために一旦東京に戻った。羽田から電車を3社乗り継いだが、どの車両も暖房が切れていて寒かった。部屋に戻ると、本棚の本が全て落ちていた。2年間暮らした小さな部屋はモノで溢れかえっていて、荷造りは前日から寝ずに行ったが終わらなかった。部屋を明け渡さなければならない日に、引越し業者と大家さんに手伝ってもらいながら、無理やりダンボールに荷物を詰め込んだ。その前の日には、よく行っていた近所の牛丼屋に行き、マクドナルドに行き、ファミレスに行き、その帰り道にちょっと泣いた。iPodで、銀杏BOYZの「東京」をずっとリピートして聴いていた。部屋を明け渡した日は、友達の部屋に泊めてもらった。翌日、練馬の親戚の家に移り、数日滞在した。この間に卒業証書を受け取りに大学に行ったり(卒業式は中止になった)、ゼミの追いコンに出たり、サークルの友人たちと食事に行ったりした。3月25日の昼に、ANAで北海道に帰った。4年ぶりの片道切符。

数日実家に居て、寮に引っ越した。荷物は、震災の影響でもしかしたら予定通りにつかないかもしれないとのことだったが、無事予定通り着いた。大学3年の春に買った洗濯機は、実家の近所の農家に譲ることにして、そのまま業者に預けた。ダンボール箱を押しのけて、床に寝っ転がって寝た。6畳一室。キッチンは無く、トイレ・風呂・洗面台は共有。学生時代の寮の風呂は0時から翌15時までお湯が出なかったが、この寮は24時間お湯が出るというところが気に入った。母親が何度も地元から札幌まで来てくれて、近所のニトリで机を買って一緒に運んだり、札幌駅の無印良品でベッドを予約したりした。札幌は予備校時代に通っていたし、高校時代にもよく遊びに来ていたので、どこに何があるのかはなんとなく知っていた。服が買いたければ大通に行けばいいし、家具が買いたければニトリに行けばいいことも、映画を観たければ札幌駅に行けばいいことも知っていた。4月、研修を終えて配属になってからしばらくは、17時ちょっと過ぎには会社を出ることが出来た。5月には、毎日地下鉄を途中で降りて、タリーズに寄ったり、行ったことのないエリアを散策したりした。狸小路7丁目が好きになったのもこの時期だ(もともと狸小路は好きだった)。



1時間以上かけて振り返ってみて思うのは、やっぱり「新生活を始める」という行為が好きだ。

僕のこれまでの「新生活」は、いつだって、希望と不安と喜びに満ちていた。落ち着いた日常には落ち着いた希望と、落ち着いた不安と、落ち着いた喜びがある。

けれど、この「新生活」におけるそれらは、それら自体が希望と不安と喜びを帯びているような気がする。わくわくしていること自体が不安で、不安を感じていること自体がうれしくて、新しい生活をしていく嬉しさ自体にわくわくした。

今日、近所のスーパーに行った帰り、花束を持って地下鉄の駅を出てくる女性を観た。大学の追いコンか何かだったんだろう。先週の日曜日にロフトに寄ったら、手帳フェアと弁当箱フェアが同時に開かれていた。

地面を固く覆っていた雪は溶け、アスファルトが顔を出してきている。もちろん札幌はまだまだ寒い。花粉症なんてどこ吹く風だ。昨日も吹雪だった。
それでも、春だ。僕の好きな春とは違うけれど、これがこの土地の春なんだ。希望と不安と喜びに満ちた、新生活がそこらじゅうで始まろうとしている。僕は次の異動までしばらくは「新生活を始める」ことは無いだろうけれど、たまにはこうやっていろんなことを思い出しながら、それでも前を向きなおして歩みを進めて行きたい。学校を卒業したみなさん、新しい学校に入学が決まっているみなさん、就職が決まっているみなさん、そして全ての「新生活を始める」みなさん、おめでとうございます。

2012年3月4日日曜日

「学歴社会」を作り上げた本質って。


業界内の試験、10月に無勉で受けて落としたやつ、今日(参考書見ながら自己採点だけど)8割くらい取ったったー。高校入試以来大学3年の頃まで「勉強の仕方」がわからなかったんだけど、ようやく掴めてきたかも。Sun Mar 04 05:26:11 via YoruFukurou

世の中にはたくさん「勉強法」の書籍やらサイトやらが転がっていて、それをその通りやれば確かに効率的なんだろうけど、その「勉強法」の実践の「仕方」ってのは言語化出来ない経験的なもので、こればっかりは手を動かしてゴリゴリやるしかない。

「勉強する能力」ってのは暗黙知なので、獲得するのはすごく難しい(熟練が必要)。やっぱり、勉強の得意なやつと一緒に勉強して(「共体験」を通して)技術を盗むのがうまいやり方なんだろう。

んで、「『勉強する能力』を持っているやつから学ぶ能力」ってのもまた暗黙知で…、って堂々巡り。しかしその内面化の技術や共同化の技術を早くから獲得しているやつが良い高校に入り、良い大学に入る。入試はそういう風に機能しているんだと思ってる。

「内面化の技術や共同化の技術」って書いたけど、ひっくるめると「SECIモデルをひとりで上手にぐるぐる回せる技術」がカネを生む上でも豊かで文化的な人生を送る上でも大事なんだろうと思ってる。そしてそれが出来るやつじゃないと良い大学に入れないことが多い。だから企業は大学名を見る。

というのが「学歴社会」を作り上げた本質なんだろうと思ってるんだよね、って話。SECIモデルとか「内面化」とか「共同化」って言葉が気になった人はこのへん(http://bit.ly/xpA5vL http://amzn.to/wJsrXO )をどうぞ。

2012年3月3日土曜日

光学式ドライブの死。


"光学式ドライブはもう死んでいるといっても過言では無い":2012年の新型Macbook Proはこうなるだろう : ギズモード・ジャパン http://t.co/CW3Svk0FFri Feb 17 14:36:29 via bitly


光学式ドライブの死。まだ「死んだ」とは言えないと思うけど、iTunesのアイコンからCDマークが消えてしまったように、やがて光学式メディアは死んでいくだろうことは容易に想像がつく。

音楽も、映像も、アプリケーションも、「CD」や「DVD」から手に入れることって減ってきている。
iTunes storeのAAC ファイルの音質はもはや必要十分を満たしているし、YouTubeの画質は日々向上して、ついには現行のDVDの水準に容易に達するだろう。
アプリケーションだって、一昔前ならヨドバシカメラのPCソフトコーナーでパッケージを買ってきて自宅のPCにインストールしていたが、いまではそのほとんどがオンラインでダウンロードできてしまう。僕のiMacのBoot Campで使っているWindows 7はMicrosoft Online Storeでダウンロードしたものだ。

やがて「ふつうの暮らし」の中ではCDやDVDの存在意義は極端に小さくなる。ハイビジョンテレビという再生装置はともかく、Blu-rayみたいなメディア自体のハイスペックさは、マスな人たちは誰も必要としていない。

だから2008年、ワーナーが(当時次世代メディアとしてBlu-rayと競合していた)HD DVDからの撤退を決めたとき、HD DVD陣営の東芝の勝利が決まり、Blu-ray陣営のパナ・SONYの敗北が決まった。彼らは、CD全盛の時代に「超高性能」のレコードを開発したようなものだ。

もちろん、光学式メディアは「まだ」死んでいない。実家の母は今でもテレビの韓流ドラマをHDDレコーダーに撮り、DVDに焼いて保存している。僕もTSUTAYAでCDやDVDをよく借りる。CDやDVDは、まだ死んでいないし、しばらくは死なない。

でも、Appleが指向するように、光学式メディアの死はやがて訪れるのだろう—というところまでが実はすべて2008年頃の議論。さて、このあとどうなるのか、というのが面白いところ。

今はまだ光学メディアが「必要な人」が多い時代でマーケットも十分にあるからやっていけるし、これからも「必要な人」は絶対数いるだろうけれど、それはレコードやカセットテープが必要な人が今も居るのと同じで、やがて徐々に痩せ細っていくのだろう。

光学メディアを含めた物理メディアの需要はこれからもなくならないんだろう。レコードはとうの昔に主流じゃなくなったけれど、それでもその価値は未だ色褪せない。わざわざLPでリリースするアーティストもまだたくさんいるし、「レコードの音質」が好きなリスナーも多い。

物理メディアの需要はこれからもなくならないし、今と違った活躍をすることだってありえるんだと思う。バーチャルなメディアと物理メディアそれぞれのこれからのあり方って、めちゃくちゃ面白いテーマ。紙の本と電子書籍が戦っているのも、乱暴に言えば似たような話なんだと思う。

例えば映像に限って言うと、DVDという「モノ」として所有したいって欲求はきっとなくならないんだと思う。メディアに対して、人の欲求をどう考えるか。思えば就活時期、そこがいちばん面白くてやってみたいテーマだった。

インターネットは速度やらセキュリティやらに不安が残る関係で大容量光学メディアは残りそうだけど、「主役」ではなくなってしまうことに違いは無いんだと思うんよね。

2012年2月18日土曜日

iPhone, iPad×Picasa in 2012.

1年半くらい前に書いたエントリ。

このエントリで「Pica Photos」というアプリを紹介しているんだけど、いまはもっぱらこっちの2つを使っています。


個人的にはPicasaにアクセスすることも減ったのだけど、そもそもPicasaってiPhoneから頻繁にアクセスするようなもんじゃなかろう、と思う。
日常的に観る可能性のある画像はとっくにiPhoneに同期させているわけで、PicasaをiPhoneから利用するシーンってのは、たとえば友達と話していて何年か前に行った旅行の話が出た時なんかに、「そういえばこんな写真があってさ」とかなんとか言いながら見せるときくらいのもんだろう。
そんな「たま」の機会にしか使わないのであるならばこそ、操作性が求められると思うわけです。

その点、上記の「Best Album」と「SuperAlbum」は大変使い勝手がよいです。

前者の「Best Album」はPicasa閲覧に特化したアプリ。アルバムごとにサムネイルで表示され、さらには画像のExif情報から撮影地を地図上で表示させることも可能。しかもサクサク動く。こちらはiPad対応のユニバーサルアプリ。

後者の「SuperAlbum」は、PicasaだけでなくFacebookほかInstagramやmixi、FlickrやTumblrにアップロードした画像にもアクセスできるほか、iPhone/iPad内の画像も閲覧出来るというまさにsuperなアルバムアプリ。こちらは「Best Album」と比べると読み込みに少し時間がかかる点、若干のストレスを感じ得ないけれど、それでもその多岐に渡る機能ゆえ、持っていてまったく損しないと思う。しかし残念なことにiPadには対応していない、iPhone/iPod touch用アプリ。

2012年2月13日月曜日

いま流行ってるものについてくのって大変。

ちょっと図が貧相なんだけど(あとで差し替える)、あくまでこういうことなんだろうなあ、というメモ。あと20分で仕事に行かなくちゃいけないのですごく乱暴なメモ。

「パソコン」ってのはもうコモディティ化しちゃっていて、なんらかの差別化が必要になっている。

iPhoneとかMacがウケているのは、乱暴に言えば、そんな時代に「デザイン」とか「UI」みたいなので差別化したところ、時代の気分にガッチリはまったからだろう。

で、じゃあなんでiPhoneやMacが「デザイン」で差別化できたの?っていうと、ジョブズが大昔にカリグラフィーとか勉強してて「やっぱデザインっしょ」と思い続けてきたからで。

でもそれは「20〜30年後にデザインの時代が来る!」なんて思っていたわけじゃなくて、たまたま時代とマッチした、って部分が多分にあるんだと思う。ジョブズが「点」の話で言ってたのはそういうことも含めてでしょ。

昨今、こと「パソコン」において、iPhoneの事例をひいて「デザイン」の重要性が騒がれるのは生存バイアスなんだろう、と思う訳です。

で、今から「デザイン」を学習しようったって、「パソコン」がまだ普及するずっと前から勉強してたジョブズにはかなわないでしょう。「トレンド」にアドホックに対応しようったって、移り変わりが激しすぎてついていけないんじゃないかと思う。女心と秋の空、下手に追うと財布が空になって終わり。もちろん追ってる間はそれなりに楽しいんだけど。

何が言いたいかっていうと、当たるか当たんないかわかんないけど、今から始めるなら周りがしていないことをやった方がいいんじゃないのかな、って思う訳です。
もちろん、周りの人は「まだ」していないだけなのか、する意味がないのかってのは、将来にならないとわからないわけで。なのでむちゃくちゃ怖い。結果的には、ジョブズは「まだ」していないことに手をつけたことになるけれど、する意味がないことってのをやってきた人たちは山ほどいる。

でも、やみくもになんでもいいから「周りがしていないこと」に手をつけたほうがいいなんて話じゃなくて、ジョブズみたいに自分が信じるものを追うのがよろしいんではないかと思ったんです。そうしたらしんどくてもやってけるでしょ(個人として生きていくうえでは)。

じゃなかったら、トレンドをアドホックに追って、細かい稼ぎを重ねていくしかないんじゃないでしょうか。

という議論が、すごく大雑把だけど昨今のトレンドなんだろうと考えた朝。

2012年2月12日日曜日

9連休が終わるにあたって。

僕がいる金融業界では、不正防止のために1年に1回9連休を取る(取らされる)ことが多い。
月〜金曜までまるまる休み+両端の土日で9連休。その人が1週間いるのといないのとで何か状況が変わったら、その人は何か不正をしている可能性がある――ということらしい。

というわけで先週の土曜日から今日まで休みで、明日からいよいよ職場に戻る訳だけれど、どうにも複雑な心境だ。

僕の会社では、新人は3年間の研修カリキュラムを受けることになっている。そのカリキュラムにのっとって、この4月からは今とは別の係に異動になるのだけれど、これが楽しみでしょうがない。これまでとはまったく別の仕事で、うちの業界では「花形」と言われる職場だ(昨今では、収益率等を考えるとPPM的には「負け犬」になるんだろうけれど、半ば公企業なので会社が続く限りは撤退しないと思われる)。

なにせ、その仕事をするためにこの会社に入ったようなものだ。
夢とか目標みたいなものに即して言えば、故郷に「地域経済を盛り上げる」形で恩返しがしたくて、都内のもっと大きな会社を蹴っていの会社に決めたんだ。
そしてもっと具体的な意味でも、次の係の仕事は楽しみだ。テクニカルな部分が、いまの仕事とはまるっきり(と言っていいくらい)異なってくる。やっと朝から晩までノンストップで働ける。もちろん肉体的にも精神的にも辛いことはあるだろうと思う。でもそういう苦労がしたかったんじゃないか。向かうところだ。20代の前半をのんびり過ごすのは辛い。

そして春からの異動に向けて、昨年末くらいから始めていた業後の自主勉強も深まってきている。17時まで所属の係の仕事をして、17時からは自主的に新しい係の仕事を勉強させてもらっている。上司も、新人が新しい係でバリバリ活躍出来るようにかなり苦労してくれている。このアフター5が最高に楽しい。もちろんわからないことだらけで大変だけれど、それでも楽しい。

じゃあ、いまの係の仕事がつまらないかと言うと、決してそんなことはない。いや、むしろ楽しい。決して華やかな仕事ではないし、言ってしまえば誰にでもできるような仕事だ(もちろん、どんな仕事もそうであるように、「誰にでもできる」なんて事は無いのだけれど)。
というか、最初はつまらなかった。「こんなことをするためにこの会社に入ったんじゃない」なんて浅はかなことを思ったこともあった。でも、今は違う。目標を設定して、その達成に向けてゴリゴリ動く楽しみが出来てきた。

問題は、ビフォア5とアフター5でその「目標」と「動き」のタイプが違うことだ。「動き」、つまりよりミクロで具体的な仕事の内容については、「会社的に」どちらが優れているかということは無い(「個人的に」は後者の方が好ましいのだけれど)。どちらの目標が「会社的に」大事かと言うと、もちろん後者になってしまう。

でもまあ、なんやかんやと悩んでいるけれど、結論は出ている。要はバランスだ。
ビフォア5を死ぬ気でやらなきゃならないことは決まりきっている。ビフォア5で得られる評価だけが僕に対する実際的な評価で、来期のボーナスやサラリーマン人生を送る上での総合的な評価に大きく影響する。じゃあアフター5の評価がそういったものにあまり影響がないのかと言うとそういう訳でもないのだけれど、それでも優先順位は下がる。しかしいまのアフター5の振る舞いが来期以降の仕事に大きく影響を及ぼす。
要は、バランス。そこの舵取りをきっちりやることが、明日からの僕の仕事だと思う。

というわけでペプシ飲んで寝る。

2012年1月18日水曜日

かついだ神輿は簡単にはおろしちゃいけないって話。

「リーダー」ってもんを担ぐ以上、担ぐ側は担ぐ事に対して責任を持つべきだとは思う。神輿はしっかり持てよ、ってことだと思ってる。

でもそれはあくまで「担ぐこと」に対しての責任であって、つまりチームや集団に対する責任、コミットメントなんだと思う。決して「リーダー」自体に対する責任ではない。似て非なるものだと思う。

決して「リーダーのために」担いでいる訳ではないんだと思う。例えば、「上司のために」仕事をするわけじゃないし、サークルの代表のために活動に参加するわけじゃない。「リーダー」がそれを理解していないと、チームはまわせないんじゃないかと思う。

だから上司は「ありがとう」の使い方に気を付けないといけないと思う。だから、「今日も頑張って働いてくれてありがとう」とかって言葉は、「別にお前のために働いたんじゃないよ」という反感を買うんだと思う。

担ぎ手は、一度担いだ神輿は簡単におろしちゃいけないし、神輿に乗る側は簡単に振り落とされるようじゃいけない。それがチームのためであり、つまるところ各々のためなんだと思う。

別に仕事でなんかあったとかじゃないです。最近仕事楽しいしね。

2012年1月15日日曜日

フットサル観戦。

北海きたえーる」で行われたフットサルFリーグ第23節、エスポラーダ北海道vs府中アスレティックスFCの試合を、会社の人たちと観に行った。

これまで野球の日ハム戦と巨人戦は生で観に行ったことがあるけれど、それも選手からははるか遠い席だったし、それ以外のプロスポーツ(Fリーグはプロじゃないけど)を生で観たことが無かった。サッカーは高校のサッカー部の試合を観に行ったのが最初で最後で、テレビでワールドカップくらいは観て応援していたけれど、心から「面白い!」とは思えていなかった。

が、フットサル面白い!!

何よりもそのスピード感。フットサルの競技時間は前半20分、後半20分の計40分。競技人数はキーパーを入れて5人対5人。サッカーの45分+45分の計90分という競技時間は僕には正直冗長に感じられていたので、フットサルの、バスケットボールのようなサイズ感がなんとも心地良い。

今回縁あっていちばんいい席(ピッチから数メートルのところ)で観ることが出来たこともあって、臨場感がひしひしと伝わってきた。

エスポラーダ北海道も好きになれそうだ。生まれて初めて、「このチームを応援したい!」と思えた。

うーん、言葉を知らないからこの熱量を伝えきれなくてはがゆいけど、とにかく面白かった。たぶんまた観に行くと思う。
そして、もしかしたらサッカーもプロの試合を生で観たら楽しめるんじゃないかと思い始めた。コンサの試合観に行ってみようかなあ。


[追記]
そういや今日の試合はカズがエスポラーダ北海道の選手として参加していたのだけれど、正直、エスポの選手と監督はやりにくかっただろうと思う。いくらカズといえど、フットサルとサッカーはやっぱり似て非なるものなわけで、正直プレーにおいてヒーローには成り得ないんだと思う。常識的に考えても、サッカーならともかくフットサルの激しい動きに44歳がついていけるはずがない。そして、実際100%はついていけていなかった。

しかしゲストに華を持たせる必要はあるわけで、たとえば「勝つ」ためには「カズが打つとみせかけて違う選手が打つ」こともありえるシーンで、やっぱりカズに蹴らせなきゃいけない、とか。そもそもカズであろうとなかろうと、これまでずっと一緒に練習してきているわけでも無い選手と一緒にプレーするって事自体が結構難しいことなんじゃないかと思う。

ていうかね、それでもやっぱりカズがボール持ったら観てるこっちもワクワクするし、惜しいシュートには観客も全力でくやしがるんですよ。それはきっと選手たちもそうだったんだろうが、それでもカズの走りは若い選手についていけていなくて、選手たちのもどかしさも感じ取れてしまった。

そんななかで勝利を決めたエスポラーダ北海道。最後の小野寺監督の挨拶が素晴らしかった。たしかこんなことを言っていた:
「カズさんがきてくれているこの試合、絶対勝たなくてはならない。そういう想いで選手たちが頑張ってくれたのが今日の勝利に繋がったのだと思います」
カズも選手も立たせた名挨拶だと思う。
黒星ばかりの最下位に近いチームが、きっちりいい試合をしてリーグ上位のチームに勝った。その中心にはカズがいて、やっぱりカズはヒーローだったと思う。

2012年1月11日水曜日

Evernote Clearlyがとっても便利。

Google Chromeの拡張機能、「Evernote Clearly」がとっても便利。
Evernoteでクリップしやすいように、Webページの「本文」の部分を抜き出してくれるアドオンなのだけれど、これがなかなか高性能に出来ている。

これまでもChromeには「Evernote Web クリッパー」という拡張機能が用意されていた。だが、ちょっとした不便を感じていた。

  • 記事本文を自動で抜き出してクリップする機能はあったが、不完全。たとえば日経新聞の記事をクリップしようとすると、記事全文ではなく最初のパラグラフだけしかクリップされないことがある
    ⇒そのため、クリップしたい範囲をマウスで選択してからクリップボタンを押す必要があった
  • 一度クリップを始めると、アップロードが完了するまでタブを移動できなかった。
    ⇒1つの記事につき(数秒だが)待ち時間があった
本当にちょっとしたことだけれど、これが積み重なると結構なストレスになる。もちろん、紙の新聞をハサミで切り抜くよりは格段に便利なのだけれど。


それが「Evernote Clearly」によりクリアされた気がする。
例えば、今朝の日経。
この記事を「Evernote Web クリッパー」の「記事をクリップ」機能でクリップしようとすると、最初のパラグラフ「【ラスベガス(米ネバダ州)=中川渉、奥平和行】インターネットに接続して映像や音楽、ゲームをダウンロードできる…に次ぐ第3のデジタル革命が始まろうとしている。」だけしかクリップされなかった。

しかし、「Evernote Clearly」を使ってみると、、、

余計な部分が削ぎ落とされて、こんなにスマートになった。これで記事の最下部までしっかり表示さている(日経の場合広告も入るのが玉に瑕だけれど)。

右端のツールバーにある象のマークをクリックすると、

Clipping…の表示が出て、

クリップがうまくいくとチェックマークがつく。
これで、記事全文を一発でクリップできた。

さらに便利なのは、いちど象のマークをクリックすると、タブを遷移してもクリッピングが止まらないということ。「Evernote Web クリッパー」だと、上述の通りクリッピングが終了するまでタブを変えることが出来ず、数秒の間ただ待つだけになる。「Evernote Clearly」なら、クリップを始めたまま次のタブに移動してもクリッピングは止まらない。クリッピングしている間に違うことが出来るようになるのだ。

2012年1月10日火曜日

自分を騙す。

自分を騙す技術って有用だと思う。

やっぱりどうしても100ハイを例に考えてしまうのだけれど、100kmも歩いていると、何度も立ち止まりたくなる。コンビニがあれば「ここでの休息こそベスト!」とか根拠も無く言い出したくなる。それでも、それらの判断は「100kmを(閉会式に間に合うように)歩ききる」という目標を達成するうえでは、「余計なこと」だったと思う。

足が痛くて痛くて、どうしても休みたくなる。もう無理だ。リタイアしよう。
そう思い始めたら最後、休憩やリタイアの誘惑が押し寄せ続ける。

が、そこでいかに自分の欲望を騙せるか。「うるさい、だまれ、団体行動を乱すな!」と自分に叫びながら、右足、左足と1歩ずつ足を前に出す。そのうち、「休みたい」と思っていたことさえ忘れてしまう。

長い道のりを歩く上では、そういう「自分の欲望を騙す」ことが出来るか否かが何よりも大きいと思う。
そういうことを意識的にやるのはなかなか難しいんじゃないかと思う。上に政策あれば下に対策あり。欲望も馬鹿じゃなくて、そのうち騙しきれなくなってくるものだと思う。

それでも自分を騙し続けることが、遠くに行く上で大切なんだと思う。

2012年1月9日月曜日

ラーメンのスープで作った炊き込みご飯がむちゃくちゃ旨い。

はじまりは、コレをダイエーの冷凍食品売り場で見たこと。
「らーめん 山頭火」監修 ラーメン屋さんのまかない飯 とんこつ塩味

http://www.nissui.co.jp/product/item/00188.html
 もう、これ見た瞬間に電撃が走った。
夏くらいから「カップヌードルごはん」にハマっていて、加えてシンガポール居酒屋のチキンライスにハマっているので、それに倣って「チキンラーメンをくだいて入れて炊き込みご飯にする」とかはやってみたけど、あんまりうまくいかなかった。かと言って、食べ終わったカップヌードルのスープを入れるのはちょっと気が引けた。いまいちうまく行かないなかで、すっかり手が止まっていた。

が、なんで気がつかなかったんだろう。ラーメンスープならなに入れてもおいしいんじゃね?

スーパーのチルド商品コーナーにはインスタントではなく生麺が売っているけれど、そこには色々な味のスープが小分けになって並んでいる。それを1つ使えばいいんじゃないかと思って試してみた。

【ラーメンスープの炊き込みご飯】
材料:
・米:2合
・ラーメンスープ(ダイエーのプライベートブランドの札幌ラーメン塩味):1食分
・味付けメンマ(ダイエーのプライベートブランドのもの):70g
・刻みネギ:適量

作り方:

  1. 米を研いでジャーに入れ、水を2合分より少しだけ少なめに入れる
  2. ラーメンスープとメンマを全部入れ、炊飯
  3. 食べる直前にネギをのせる
以上。
シンプルだけどすっごく美味しい!しばらく炊き込みご飯はラーメンのスープだわ。
これに次はキクラゲとか豚肉を入れてみようかと思ってる。

2012年1月8日日曜日

2012年目標設定。

2011年振り返り。
上記エントリを踏まえて、2012年の抱負・目標設定をしてみる。
これから洗濯・掃除などしたのち、場所を変えるので少し時間が開きます。
時間開きすぎ。(場所を変えて書き始めたけど、時間がなくて書ききれなかった)

超長文であるし、あくまで公開することにより自分に背水の陣を敷くことが目的なので、読まなくてもよいと思います。


◇Top Line
まず、2011年は「変化」の年だった。予備校時代も入れて17年間どっぷり浸かった「学生」のフェーズから、「社会人」(良くも悪くも)のフェーズへ。そして、4年間を過ごした東京という土地から北海道という土地へ。さまざまな環境変化の中で、どう適応していくか、どう自分を変化させていくかが課題だった。この1年間に学んだものは、きっと将来再びやってくる環境変化に適応する上で役立つ。
そして2012年は「深化」の年にしたい。ガッツリ自分を鍛えていく。そんな年にしたい。

1. 目指すべき姿をもうちょっと具体的に描く:
自分は何がしたいのか――自分の価値観みたいなものや、それに伴う自分の姿みたいなものが、いかんせんあやふや。多くの経験と学習を通じて、これをもう少し明確に描きたい。ラフでもいいから、まずは1つの絵を描いてみたい。

2. 手段ではなく目的に意識を置く:
ふと振り返ると、「何を成すか」ではなく「どう成すか」に意識が向きすぎていた気がする。設定した目的に対して、達成するためのプロセスを楽しみすぎて、結局なにも果たされていない気がする。もちろんそれで思ってもみなかった結果を得られることもあるんだけど、思っていた結果とはかけ離れていたりする。もう少し、思い描いた結果を目指すことを意識してもいい。


◇スキル・能力
3. 事務スピードの向上:
2011年は事務にムダが多かった。これは仕事に限らず、日常生活においても。事務的作業ってものは日常生活の中にもたくさんあるものだと思う。2012年はムダを省き、ルーチン化できるものはルーチン化し、脊髄反射的に動けるようにしたい。また、その反射のスピードも人と比べて自分は遅いような気がする(本来こういうスキルって大学受験の勉強を経て強化されてるもんだと思うが、自分はほとんど勉強せずに大学に受かってしまったのであまり上手にできない)。細かい動きも含め、スピード感を持って動けるようになりたい。
また、先人の知恵を借りることも怠らないようにしたい。上司や先輩の仕事術を盗み、真似していきたい。

4. 自己マーケティング:
これまでずっとそうだったけど、「自分を良く見せる」のがとにかくヘタだ。それどころか、必要以上に悪く見せていることさえ多い。小笹氏の「アイ・カンパニー」の発想ではないが、自分を正しく伝えていく技術を磨きたい。
実質以上に良く伝える必要はないと思っている。実力以上の物を求められることは、ときに効用もあるが、大きすぎる期待は足かせになることもある。
なので、「正しく伝える」技術を磨くと同時に、自分の価値を高めることも怠らずにいたい。

5. PDCAをスピード感を持って回す:
上記3.と4.に関わることだけれど、自分の場合学習効率を上げるにはこれがいいんじゃないかと思った。2011年はPlanとDoに重点が置かれすぎていて、Checkがほとんどなされていなかったように思う。Checkのフェーズを日記などを活用してしっかり行うとともに、そこから次のPlanに繋げられるようなActionをつくっていくことを2012年は意識したい。

6. 選択と集中:
ムダなことはしないようにしたい。Jobsの「点と点をつなぐ話」を考えると「何がムダか」を考え事自体ムダな(役に立たない)ことのような気がしないでもないけれど、そんな高次元の話じゃなくて、もっと低次元なレベルでムダを無くしたい。
例えば、通勤時に忘れ物を部屋に取りに戻る時間はムダだし、休みの日に2chのまとめサイトで午後をまるまる潰すのもムダだと思う。
#2chのまとめサイト閲覧については「Chrome Nanny」を活用するなどして回避!


7. 柔軟な思考の獲得――幅広い論点出しと仮説出しに意識を置く:
自分は柔軟な方だと思っていたけれど、実はガッチガチだと最近気づいた。人と違う意見を出せることが柔軟な思考が出来ると言うわけではないと思う。自分の場合は、人と違おうと違わなかろうと、自分が最初に出したアイディアに固執するところがあった。それは、論点と仮説を出すところが弱かったからのように思う。「本当に?」を連発して、いろんな可能性を出した上で、取捨選択のスピードを上げられるように意識したい。


・業務について:
自分の会社の業務で得られる能力って、当然「社内スキル」とか「業界スキル」寄りな部分というか「自業界内の常識」に強く寄ってる部分も多分にあるので注意はしなければならないんだけど、それでも普遍的な専門能力が定型化されたかたちでゴロゴロ転がっているようにも思う。そういった「定型化された能力」ってのを、きっちり盗み、身につけていきたい。


◇勉強
8. 読書(年間52冊以上):
これは毎年言っているけど、自分は圧倒的にインプット量が足りない。もちろん自分のアタマで考えて答えを出すことは大事だけれど、先人が考えぬいてまとめてくれてあるものを無視するのはもったいないと思う。さらに、自分のアタマで考えるためにも、土台となる知識は大いに越したことはない。要はそれに囚われなければいい話だと思う。
本来そういう体系だった知識みたいなものは学生時代に多くを獲得しておくものだとは思うけれど、やってこなかったんだからしょうがない。これまでのツケを少しでも払っておかねば。
ということでとりあえずは1週間に1冊以上のペースで「本」を読みたいよね、と。もちろんそれ以外にネットや雑誌などでの情報収集も欠かすつもりは無いが、「完結している」という点でストックの性質を持っている「本」にはやはり触れていたいと思う。
ジャンルについてどういう内訳で行くかは検討中だが、小説は一定量読みたい。
漫画は52冊には含めないけど、こちらもスキマ時間でちょこちょこ読めたらいいなあ、と。
#本とweb上情報について書かれた記事で去年いちばん面白かったのはこれ:
思考途中の記事を叩いてネットの最良の部分を潰してしまう人たち
http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/7546
9. 語学――中検3級、TOEIC900以上:
2つの側面から。
a. 人生の可能性を増やしたい:
上で「目指すべき姿をもうちょっと具体的に描く」と書いたけれど、やっぱり海外に出たいというのはずっと思っている(それを具体的に描けていないというのが悩み)。そのためにも、「語学力」がまだまだ足りない。海外旅行を問題なくこなせるくらいの英語力はあると思っている。が、海外で生活することさえもできない英語力だ。
また、これだけ日本にいながらにしてWSJとかNYTとかが手軽に読めるような時代になったのに、それを活用しないのは人生に厚みをもたせるという意味において、もったいないと思う。
ここでの「語学力」は、スコアの話ではない。要は通じればいい、わかればいいと思っている。
b. 社内でのキャリアアップ:
短期的だけど、これも大事だと思う。なのでこちらはスコアの話。世の中にはスコアでしか人を評価できない人ってのもいて、彼らを無視するのはデメリットが多い。

10. Programming/Web:
これも人生における可能性を増やしたいというところから。
いろいろ思いはあるけどそれは割愛して具体的なところを書くと、2012年内にiOSアプリを1つ、Webサービスを1つはリリースしてみたい。それを膨らませるかどうかはまだよくわからないけれど、まずはつくってみる必要性を直感的に感じている。

11. 金融・経済の知識をつける:
職業柄、ほかの業種の人よりも金融・経済の知識が必要になるってのもあるけれど、金融・経済に対する感覚を養っておくことは、やがて大きな資産になると思う。いまのうちにやっておかないと行けない気がする。


◇プライベート
12. 家族を安心させる・感謝する気持ちを忘れない:
僕が東京から北海道に帰ってきた理由はいくつかあるけど、その中でも「家族(特に母親)を安心させる」というのはすごく大きい理由だ。せっかく実家まで片道1,500円/2時間で帰れるところにいるのだから(東京からは片道15,000円/4時間くらいかかった)、もっとコミュニケーションを取っていきたい。
あんまり稼ぎのいい方ではないけれど、年内に母親に海外旅行をプレゼントしたいなあ。

13. 友人・恋人:
信頼されるようになりたいよねって話。ここは恥ずかしいので割愛するけど。彼女欲しい。

14. 映画:
人間として厚みを持たせる。どういう人間が「厚みのある」人間なのかってのはわからないけれど、当座は文化的なものに触れることを試してみたい。読書もそうだし、映画を観ようと思っている。学生時代にした1人の映画監督の作品をすべてぶっ通しで観るという経験は、大きな糧になっている。
ただし、DVDで。TSUTAYAの旧作100円レンタルは大きな味方。DISCASは解約しようと思ってる。
目標は年間24本。1か月に邦画1本、洋画1本の2本ずつ以上観るようにしたい。アニメ映画は含めない。

15. 海外に行く:
夏休みくらいで香港・上海に行きたい。どちらも2009年に行ったことがあるが、もうとにかくもう一度行きたい。


◇お金
16. ○○万円貯める:
奨学金の返済とか固定費が大きくてなかなか貯めにくいのだけれど、将来のことを考えると貯金は必要。金が無いせいでできない、ってのはもったいないと思う。ムダな出費(ちょっと気合を入れれば終電で帰れるところをタクシーに乗るとか、米を炊けばいいところを「サトウのごはん」を買ってくるとか)を避けて、コツコツ貯めていきたい。


◇健康
17. 病気にかからない:
風邪を引かない、虫歯にならない、の2つに主に気をつけたい。
風邪は、学生時代と比べると本当に引かなくなった。が、まだたまに引いてしまうので、細かな体調管理を心がけたい。風邪を引いて寝ている時間は本当にムダ。そして、体力をつけることでいくらかはカバーできると思うので、お金と相談しながら体力をつける方策も考えたい。
虫歯は、高校時代の終わりくらいから徐々に悪くなっていったのだけど、いま本当にボロボロで困っている(今日も2本抜いてきたし、この1か月だけで歯医者の出費が1万円に届こうとしている)。何一ついいことがない。口臭も気になるし(客商売だし、女性の多い職場だし)。なにより老後も健康な食生活を送りたいので、いまの虫歯はとっとと治して、デンタルケアに気をつけた生活を送りたい。
抜歯したせいでさっそく熱っぽいんですがね。

18. BMI22:
いま180cm・80kgくらいで、BMIは25を切っているので一応は安全圏にいるが、BMIの理想値と言われる22を目指したいところ。筋肉と脂肪は重さが違うので体重だけを考えるのはよくないとは思うが、それでもひとつの目安として。
健全な知力は健全な集中力から生まれ、健全な集中力は健全な体力から生まれるのだと思う。

19. 剣道をサボらない:
毎週土曜日に会社の剣道部の稽古があるのだけれど、用事があっていけない時以外は必ず参加するようにしたい。週1の稽古ってあんまり意味が無いようにも思えるけど、続けることには少なからず意味があるし(この半年でだいぶ中学時代の感覚を取り戻してきた)、やっぱり運動は気持ちの切り替えに有効だと感じたので。


◇心
20. モチベーションを保ち続ける:
モチベーションを切らさない、これは本当に大事。一度切れたモチベーションをまた上げていくってのは結構体力がいる。首の皮一枚でもいいので、つなげていく必要がある。
どうやったらモチベーションをつないでいけるのかってのはよくわからないけれど、ごまかしごまかし気分を変えつつやっていくしかないのではないかと思う。それには読書も映画鑑賞も人付き合いも有効だと思う。

21. 心の健康を保つ:
モチベーション維持にも関連するけど、これ気を付けてないと意外とハマる気がする。ただでさえうちの業界は「心を病む人が多い」と言われる。自分の心が強くないことはよく知っているので、病気になる前に手を打つのだけは忘れないようにしたい。



以上、三が日中に書いたメモを読み返しながら、今年の目標を少し詳しく書いてみた。
最後のほうは文章としてはグダグダ感があるのは否めないけれど。。
まずはこれをブラさずにやって行こうと思う。ただ、ブレないことが正しい訳でもない。日常的に見直しつつ、よりよいものにしていければ、きっと2012年は良い年になる。

2012年1月3日火曜日

2011年振り返り。

明けましておめでとうございます。
昨年は厄年ということもあったからか様々なことがありましたが、正直まだ「苦労」をしていない。今年は必死にやっていこうかと。今年が人生のターニングポイントになるんじゃないかと予感しています。

そんな訳で、社会人1年目もあと3か月で終わる新年、サークルの先輩Daisoさんのように新年の抱負を書いてみようかと。んで、2012年末には振り返りを出来ればいいなあと思っております。

でもその前に2011年振り返り。

◆時系列に
●1月
・そういえば元旦にこんなtweetしてた:
年明けてさっそくいい話読んだ。今年はいい年になる!: 牛丼屋で接客の達人のおばちゃんに会った - G.A.W. http://bit.ly/h1ABrd
https://twitter.com/#!/k_kobayashi/statuses/21177143425765376
・期末試験対策で、知らない後輩から借りた「哲学」の講義(一般教養)のノートを読んで「生きる意味」についてもんもんと考えていた。:http://k503i.blogspot.com/2011/01/20110108-sat.html
結局は、「無目的に生きている、あるいは(卒業みたいな)小さな目的のために生きている自分」への不安で、「故郷のために働く」と決めたことへの不安で、それはつまり「就職先はここでいいのかなあ」という不安・自信の無さなんだろうなあと思う。
https://twitter.com/#!/k_kobayashi/statuses/23461483270643712
・あとこんなことも考えてた:
舗装されてる道を歩いてたって、誰かが行ったところまでしかたどり着けない」かも知れないけれど、今まで面倒くさがってその道さえ歩いていなかったら卒業が危うくなったのでいま駆け抜けてるんだけど、その道ばたにはいくつもの面白アイテムが転がっていて毎日楽しい。こぼさないようにしなきゃ。
https://twitter.com/#!/k_kobayashi/statuses/30292397430673409
あと「舗装されてる道」を駆け抜けていて改めて気づいたのが、自分の装備のふがいなさと体力の無さ。靴ぼろぼろ体ぼろぼろ。「舗装されていない道」に入るためにも、装備と体力をレベルアップさせていかにゃならんなあ、と。というわけで今年の目標は「健康を手に入れる」になった。
https://twitter.com/#!/k_kobayashi/statuses/30293082234687488
・健康な体を手に入れる、って目標はそこそこ達成できているみたいです。熱もあまりでなくなった。体調管理の仕方を覚えたってことなのかなあ。

●2月
・期末レポートの課題で、1人の映画監督の作品をすべてぶっ通しで観るという経験をした。まずは「全部」を経験してみることから始めたほうが、一見非効率的でも実は効率的なんじゃないか、と感じた出来事。
ホ・ジノ監督作品を全部観てみた。
・彼女と別れて、勢いのまま深夜バス予約して四国・中国旅行に行ってきた。これは2011年で一番楽しかった思い出かもしれない。
直島の観光地化。
・こんな臭いことも考えていた。
知恵と熱意を融通する機関。
●3月
・卒業判定待ち。気が気じゃなかったが、人事は尽くしたので天命を待つ状態だったため、意外と清々しい気持ち。でも念の為にリクナビとか登録してた。
・卒業が決まり、卒業・引越し・就職準備のために3月11日14時頃、新千歳空港に降り立った。そのおよそ30〜40分くらいあとに地震。実家の近くから故郷の夜景を眺めて、「いま出来ることをしなければダメだ」とか考えていた。
・札幌に引越し。
東京都多摩市民から北海道札幌市民になりました。
●4月
・内定式直後から2週間の合宿形式新人研修。同期に・会社にとにかくなじめなくて、いろいろ悩んでた気がする。今となっては小さな悩みだが、ムダな時間ではなかった。研修が1週間終わった段階で一旦解放されたんだが、そこでひとつのブレイクスルー。
思ったことって多分顔に出る。「うわ、嫌だなあ」と思ったらそれはちゃんと顔に出て、しっかり相手に伝わるんだと思う。
https://twitter.com/#!/k_kobayashi/status/56571874561363970
思ったことを顔に出さないトレーニングも大事だけど、「嫌だなあ」と思わないようにするトレーニングの方が効果があるんじゃまいか。
https://twitter.com/#!/k_kobayashi/status/56572193122955264
それに、「嫌だなあ」とばかり思ってるのって楽しくないよ。するしかないんだから、冷静に考えたら非合理的なことでも楽しんで受け入れるべき。かと言ってそれに流されっぱなしになるのでなく、同時に、その「するしかない」状況を改善できないものか考えるべき。
https://twitter.com/#!/k_kobayashi/status/56578967053934592
・iMac27"購入。Macライフが始まり、このあと視力が急激に落ちていく。
・研修でインフルエンザをもらってきて、配属・着任3日目にして出社禁止。このままGWまでおやすみ。

●5月・6月
・目の前の仕事を覚えるのに精一杯で、何も考えていなかった。今思えばこれこそムダな時間。忙しいだけでなんにも肉になっていない。どんなに忙しくても、考える時間は取らねば。
・それでも17時半には退社していたので、時間がありあまる。札幌市内の飲食店をふらふら。
・そういえば資格試験の勉強をしていた。おかげで決算書なんかはほんのちょっと読めるようになった。

●7月
・自分の教育担当の先輩が転勤に。普段からとにかく気にかけてくれていて、本当に大好きな先輩だった。送別会で号泣。今後、人事異動では涙を流さないと決意。
・SBI証券に証券口座を開き、資産運用を始めた。この頃から日経新聞が面白くなり始める。
・半ばの3連休にもひとつおやすみをつけて4連休に。東京に遊びに行った。クッソ暑い立川の地で、東京という土地への思いを捨て切れていないことを実感。
・仲の良い同期とCapsule聴きに行って、爆音の中で話をして、少しだけ自分の考えに自信を持てる。1月に悩んでいたことの答えを手に入れた気がする。
覚悟を決められる人が幸せなんだと思う。
・それでもとりあえず札幌寒すぎてつらい。夏なのに寒いってのがつらい。

●8月・9月
・やっぱり目の前の仕事にとらわれすぎて、何も出来ず。しかしこの頃から同期とも打ち解け始め、よく飲みに行くようになった。
・家族と札幌市内を車で走っていて、ふと気づく。北海道は、自分が幼少期を過ごした「バブルの面影がある北海道」がそのまんま残っているんじゃないかってことに。切なくなって、急激に体調悪化。遅刻、早退、翌日欠勤。

●10月
・同期と仲良くなり始める。集合研修終了後に、本流の飲み会とは別の飲み会を企画すると、一部の人は「俺もそっちに行くわ」などと言ってくれる始末。
・iPhone買い替え。
iPhone 4Sに機種変更した。(過程編)
iPhone4Sに機種変更した。(iPhone4S、iOS5感想編)
●11月・12月
・少しずつ違う係(平成24年度から異動する先)の仕事もし始める。上司曰く、「春に配属になってもいちから教えてもらえるなんて思うな。いまのうちから、なんでもいいから馬車馬のように働いて、仕事を覚えておけ。即戦力として戦えるようになっておけ」
・「自分の見せ方」が下手すぎることに改めて気がつく。自分がした「いいこと」はうまくアピール出来ないのに、自分がした「失敗」は120%になって周囲に伝わっている現状に焦る(そして12月30日、仕事納めの日の飲み会で、上司の前で号泣)。


◆総括
結局今年も「信頼関係」を築くのがヘタだった。
人との約束も、自分自身との約束も守れていないことが多かったかもしれない。
「約束破り」は「ゼロ」であるべき。

また、「目指すべき姿」みたいなものがまったく描けていない。「目の前の壁に全力で立ち向かっていれば、いつか点と点がつながる」、「『いまを戦えないものに、明日を戦う資格はない』」ってのは確かにそうかも知れないが、それでも、こうやって振り返ってみて「ムダだったなあ」と思う時間が多すぎる。たまの一休みはいいかもしれないが、と思うことさえも自分に対する言い訳なのかもしれない。
自分はどうなりたいのか、そういったものがなかなか描けなかった。

また、感情のままに動いていた気がする。嬉しい、楽しい、寂しい、辛い、悔しい、腹立たしい、休みたい、食べたい、、、。自分の頭で考えて動いていたといえば少しだけ聞こえはいいが、blogなりtwitterなりを振り返ってみて、先人の知恵みたいなものを借りた素振りが見えてこない。理論と現場の乖離の中に生きた学生時代の面影は見られない。現場に埋まっていた。

それでも、体調管理だけは少しだけ出来るようになったと思う。学生時代は1週間に1回発熱していたが、いまでは2か月に1回になった。


以上の2011年振り返りを踏まえて、次エントリにて2012年の抱負・目標設定をしようと思う。
これから洗濯・掃除などしたのち、場所を変えるので少し時間が開きます。